STCピーク出力電流の印可が可能な温度サイクル(TC)試験システム
太陽電池モジュールの規格であるJIS C 8990:2009では温度サイクル(TC)試験中に「+25℃以上でSTCピーク出力電流を印可する」ことが要求されています。
太陽電池モジュール温度サイクル(TC)試験システムは、試験時の安全性やパネルセッティングの容易性を考慮した「大型温湿度槽」と、STCピーク出力電流相当を印加でき、システム全体を制御する「電流負荷計測システム部」をシステムアップすることで、J 温度サイクル(TC)試験を容易に実施することができます。
- 特長
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- PVモジュール(最大:1,800 x 1,200 x 70mm)10枚を搭載できる槽内固定ラックを装備し、25℃以上の温度さらし時にSTCピーク出力電流相当の電流負荷を印加することが可能です。
- 一定電流を負荷し、その出力電圧・電流値をモニターします。また、出力電圧が予め設定した判定閾値電圧を超えるとそのサンプルのみ電流印加を停止します。
- 各モジュールの表面温度測定用の温度センサーを10本搭載し、恒温槽内の制御温度以外にモジュール表面温度も計測・記録します。
- 3つの試験モードを装備します。
1 任意の1 枚のモジュールが25℃に達したら全てのモジュールに印加
2 全てのモジュールが25 ℃に達したら全てのモジュールに印加
3 各モジュールの温度が25℃に達した順に個別に印加 - 電流負荷試験中に誤って扉を開けないための施錠機能付扉やインターロックにより扉開閉で電圧印加強制停止機能を装備しています。
- 規格試験
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- JIS C 8990: 2009
温度サイクル試験(IEC 61215,10.11)
- JIS C 8990: 2009
- 仕様
計測システム部
型式 AMIK-2000 印加電流範囲 電流範囲0 ~ 10A
電圧範囲0 ~ 100V電流出力精度 ±12mA モニター値 電圧、出力電流、表面温度 チャンネル数 10ch(10台個別電源仕様) 外法 W570×H1832×D700mm
(PCラック部除く)-
恒温恒湿槽(代表例 FMS-3600)
型式 FMS-3600 温湿度制御範囲 -40℃~+100℃/ 40%~ 95%rh 温湿度分布 ±1.5℃/±5%rh 内法 W1200×H1500×D2000mm
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高温高湿での運転時、試料から酢酸やフタル酸などが発生する可能性がある場合は、下記オプションをご用命ください。
オプション
- ステンレス製蒸発器
- ドレン配管ステンレス仕様
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