薄型テレビの画面寸法は、消費者サイドでは薄型で設置面積が小さくてすむことからより大型のものが求められるようになり、一方メーカーサイドでも市場の急激な値崩れを背景としてより利益率の高い大型タイプへと移行を進めています。
この要求に沿って開発されたのが「両画面大型観測窓 中型恒温器 SMU-2」です。標準の中型恒温器より内槽を 200mm 高さ方向で拡大することで、50 インチサイズのFPD に対応し、42 インチ以下のサイズでは縦にして 槽内に設置することで一度に試験できる枚数を増やせるようになりました。また、当器は両側面に大型の観測間窓 を備えており、FPD の目視試験に最適な装置となっています。
- 内槽サイズ拡大で、50インチサイズのFPDに対応
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テストエリアの高さを200㎜ 拡大したことにより、50 インチサイズのFPD が楽に入るようになりました。また、42 インチサイズ以下では、縦方向でのセットが可能になり、一度に試験できる枚数が増えたことで試験効率UP が期待できます。(「機器の構成」参照)
高さ 幅 奥行 標準 1000㎜ 1200㎜ 1500㎜ 当器 1200㎜ 1200㎜ 1700㎜
- 両側面に大型観測窓を装備
- 目視検査のために従来にない大型の観測窓(W1300× H1000㎜)を両側面に装備しました。(下図参照)この観測窓はヒーター付きで結露や曇りが発生しません。テストエリアの温度に関係なく、常に槽内全体をくまなく見渡すことができます。
- 低床設計で重い試料の搬入も容易に
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試験槽の高さの拡大を、試験器の高さを変えずに下方向にのみ拡大、標準品よりもテストエリアの床面を200㎜ 下げた設計となっています。(右図参照)重い試料も比較的容易に搬入できます。
- 機器の構成
- 主な仕様
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型式 SMU-2 電源電圧 AC200V 3φ 50/60Hz 最大負荷電流 90A 方式 平衡調温方式(BTC システム) 性能 ※1 温度範囲 -20 ~ +100℃ 温度変動幅 ± 0.5℃ 温度分布 ± 2.0℃ 温度上昇時間 -20℃から+100℃まで 60 分以内 温度下降時間 +100℃から-20℃まで 60 分以内 許容発熱負荷 1000W(-20℃において) 装備品 観測窓(W1300 × H1000㎜ ×2個【両側面】)、積算時間計、
ケーブル孔(φ 100㎜ ×2個)槽内床面耐荷重 2940N(平均分布荷重) 寸法 内法 W1200 × H1200 × D1700㎜ 外法 W1700 × H1900 × D2950㎜(部分突起は含まず) 重量(無試料) 約2000kg - ※1 性能は、周囲温度+5 ~ +35℃において、無試料の場合です。
- ※型式については、運用上の型式のため、ご注文後変更される場合があります。ご了承ください。
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