
垂直/水平加振
複合環境試験装置

機器概要
エレクトロニクス化が進む自動車には、多くのセンサーが搭載されています。一方、自動車機能安全規格「ISO26262」、基本安全規格「IEC61508」を代表とする機能安全への取り組みが必要とされ、車載機器の高信頼性の要求により複合環境試験が必須となっています。
温湿度・振動(垂直+水平)の複合環境試験装置
単軸の垂直・水平切替加振タイプで、大変位・高速度振動試験に対応
「垂直/水平加振 複合環境試験装置」は、垂直テーブルと水平テーブルを前後に装備した振動試験機の上を、チャンバー本体がスライド移動、上下昇降することで、垂直加振複合試験と、従来、常温で行っていた水平加振複合試験を一台の試験装置で行えるようにした装置です。
垂直テーブルと水平テーブルが独立しているため大変位・高速度振動が可能で、各種自動車部品やカーエレクトロニクス製品、ワイヤーハーネス、プラスチック成型品などの複合環境試験に最適です。
- 温湿度、振動(垂直+水平)の単独試験が可能
- 複合環境試験を行う場合、恒温恒湿器と振動試験機を連動運転して試験を行いますが、それぞれの機能は単独でも運転できます。恒温恒湿器による温度特性試験や、常温での振動試験も可能です。
- 安全装備に対応
- 二次電池や燃料電池など、発ガスや燃焼の可能性がある試料への安全装置を装備できます。
-
【代表的な装備】
- 放圧ベント
- ガス検知器
- 強制換気装置
- CO2ガス消火設備
- セーフティーロック機構
-
- ※Li-ionバッテリーパックやLi-ionバッテリーモジュールを試料とする場合は、必ず安全装備を搭載してください。
- 装置の機構
-
-
Z方向加振
-
試料と垂直補助テーブルを取り外し、振動機とチャンバーを分離する。
-
加振機を90度倒し、連結治具にて、水平振動テーブルを接続する。
-
-
-
Y方向加振
-
試料を90度回転する。
-
X方向加振
-
試料をセットし、水平振動テーブルとチャンバーをドッキングする。
-
主な仕様
左右にスクロールしてご覧ください。
| 型式 | T-1V | ||
|---|---|---|---|
| 恒温恒湿器 | 性能 | 温度範囲 | -70℃~+150℃ |
| 湿度範囲 | 20~98%rh | ||
| 温度上昇時間 | -70~+150℃ 150分以内 | ||
| 温度下降時間 | +20~-70℃ 140分以内 | ||
| 寸法 | 内法 | W1000×H1000×D1000mm | |
| 複合 | 複合方式 | 垂直・水平 槽底直結方式 | |
| 組合せ範囲 | 振動試験装置 2.9kN~80kN | ||
- ※型式については、運用上の型式のため、ご注文後変更される場合があります。ご了承ください。
- 実績例
-
・T-2V + 安全装備
(熱感知器、給排気ダンパー)試料:車載用電池パック
この製品をご覧になっているお客さまへのおすすめ製品はこちら
- 製品に関するお問い合わせ
- カスタマーサポートデスク




