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2023

新たな生物多様性保全活動をスタート
「エスペック50年の森」づくり

エスペックは、「単に環境に負荷をかけない」という範囲にとどまらず「いかに環境に役に立つか」という視点に立って企業活動を行っています。今回の特集では、創業75周年事業の一環として新たにスタートした生物多様性保全活動「エスペック50年の森」についてご紹介します。

「エスペック50年の森」記念式典・植樹祭を開催

「エスペック50年の森」は、林野庁「法人の森林」制度を活用し、兵庫県三田市にある3.68haの国有林を借り受け、生物多様性豊かな森を育成する取り組みです。2022年11月には、「エスペック50年の森」記念式典および第1回植樹祭を開催し、エスペックグループの役員・社員、取引先など約200名が参加し、4,000本の苗木を植樹しました。植樹祭は2023年と2024年にも実施を予定しており、計3回で約12,000本の苗木を植樹する計画です。
当社の森づくりの特長は、科学的根拠に基づいた調査・植樹を行っていること、また社員をはじめ取引先や教育・研究機関、地域社会といったさまざまなステークホルダーとのつながりを重視していることにあります。
2022年8月、当社は兵庫県立大学とSDGsの推進を図ることを目的とした協定を締結しており、「エスペック50年の森」においても両者が持つ知見を活かして連携を行っています。兵庫県立大学の協力・監修のもと、生物多様性の効果について調査を行うほか、「エスペック50年の森」を学生の教育・研究活動の場としても活用していきます。また、植樹祭で使用する苗木は、エスペックミックが現地調査に基づき、CO2の固定機能や生物多様性機能、水源かん養機能(洪水防止・流域貯水・水質浄化機能)などを勘案し、選定しました。

永澤寺(兵庫県三田市)の本堂で記念式典を開催

記念式典で来賓挨拶をされる
兵庫県立大学 前学長 太田 勲様

「エスペック50年の森づくり」を通じて、
エスペックができること

当社は「エスペック50年の森」づくりを通じて、CO2の固定や洪水防止、景観形成などの環境改善に貢献するとともに、生物多様性豊かな森を研修の場とした環境教育など多面的な生態系サービスの創出に取り組んでいきます。当社が創業125周年を迎える50年後の未来のために、今後も継続した生物多様性保全活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

植樹祭の様子をドローンで上空から撮影

兵庫県三田市永沢寺にある3.68haの植樹エリア

植樹祭の苗木は、CO2の固定機能や生物多様性機能などを勘案し、
地域性を考慮したアカマツや広葉樹、計8種類を選定しました。

  • アカマツ(ひょうご元気松)
  • クリ(シバグリ)
  • イロハモミジ
  • ウリハダカエデ
  • ヤマザクラ
  • クヌギ
  • ケヤキ
  • コナラ
  • アカマツ(ひょうご元気松)
  • ヤマザクラ
  • クリ(シバクリ)
  • イロハモミジ

地球環境のことを考え、
行動できる人材を育成

2022年12月には、近隣小学校の3年生~6年生を招いて植樹体験会を実施しました。社員が講師となって、植樹による効果や苗木の種類などについて説明した後、子どもたち一人ひとりに苗木を植樹してもらいました。今後も地域の小学校と連携して、継続的に森の成長を見守る体験授業を実施していきます。また、植樹祭の開催にあたっては、入社5年以内の若手社員をメンバーとする実行委員会を新たに発足。実行委員会のメンバーが、植樹祭の運営に主体的に関わることで、生物多様性保全について自ら考え、学ぶ機会としました。
当社は、地域の方々などステークホルダーのみなさまと共にさまざまな環境保全活動に取り組み、啓発活動を行うことで、地球環境のことを考え、行動できる人材を育成していきたいと考えています。

社員が講師となって子どもたちに植樹による効果や苗木の種類などについて説明

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