適切な情報開示
コミュニケーション
基本方針「IRポリシー」
エスペックは、「良き社会の一員」として、エスペックのあらゆるステークホルダー(利害関係者)とのより良い関係の構築(価値交換性の向上)や社会的責任を果たすことを企業理念として掲げています。
株主・投資家さまとのコミュニケーションをより良好に行うためのIR活動におきましても、その理念を踏まえ、「IRポリシー」として明文化し、活動の規範として周知徹底を図っています。
株主・投資家さまとの
コミュニケーション
情報開示・IR活動の⽅針
会社法、金融商品取引法等関係法令、証券取引所の定める適時開示規則等に従い、情報開示を行っています。また、同規則に該当しない情報についても、私たちを理解していただくうえで役立つ情報は、積極的かつ公平に開示していきます。社内体制としては、開示情報を審議する機関として、情報開示委員会を設置しています。IR活動においては、株主・投資家さまに当社の理解を深めていただき信頼関係を構築することで、適正な企業評価をいただくことを⽬指しています。また、市場の評価を当社の経営活動に活かすことを⽬指しています。
株主総会の活性化および議決権⾏使の円滑化に向けた取り組み
株主総会
株主総会を株主さまと直接対話のできる貴重な機会であると考え、より多くの株主さまにご参加いただけるよう、集中日を避けて開催しています。
招集通知については早期発送に努めており、法定期日の1週間前に送付しています。また、法定期日の2週間前には東京証券取引所および当社Webサイトに掲載し、同時に英訳版(要約)も掲載しています。また、第69回招集通知にてカラー化を実施し、読みやすさの向上を図りました。なお、会社法改正により株主総会資料の電子提供制度が開始されましたが、書面交付請求の有無に関わらず従来どおり書面でお送りしました。第71回株主総会は75名の株主さまにご出席いただきました。
議決権行使
議決権行使においては、郵送やインターネットでの行使も可能にしており、スマートフォンで二次元コードを読み取ることで容易に行使できる「スマート行使」も利用できます。また「議決権電子行使プラットフォーム」を新たに導入し機関投資家の行使環境の改善にも取り組んでいます。
機関投資家・個⼈投資家向けIR活動
四半期ごとに決算説明資料を開⽰し、機関投資家・証券アナリストと個別ミーティングを実施しています。
2023年度は主にWeb会議を活⽤し延べ144社とミーティングを実施しました。また、半期ごとに決算説明会を開催し、社⻑による決算説明動画を当社Webサイトに掲載しています。さらに、フェアディスクロージャーの観点から、解説⽂付き決算説明資料や「主な質問と回答」の和英開⽰を⾏っています。個⼈投資家向けIR 活動としては、2024年3⽉に⽇本証券新聞社主催の説明会を名古屋市で実施し、約120名の⽅にご参加いただきました。
2023年度の実施状況
個別ミーティング | 延べ144社 |
---|---|
決算説明会(動画配信) | 2回 |
個人投資家説明会 | 1回 参加者 約120名 |
経営トップのIR活動への参画
当社では経営トップが積極的にIR活動に参画しています。国内外の機関投資家と個別ミーティングの機会を設けており、2023年度は延べ23社と対話を⾏いました。また、個⼈投資家向け説明会では、社⻑より当社の強みや株主還元についてご説明しました。
情報発信の強化
株主通信
年2回発行している株主通信では、株主さまにエスペックについてよりご理解を深めていただくため、製品の納品事例や、経営体制、サステナビリティ活動など私たちのさまざまな情報を紹介しています。
財務・⾮財務情報
過去10年間の財務・株式データ(ファクトブック)の和英開⽰を⾏っています。また、⾮財務情報の充実にも取り組んでおり、サステナビリティの取り組みをまとめた資料やESGデータ集、サステナビリティサイトの拡充を図っています。
IRサイト(PC版・スマホ版)
IRサイトでは、経営方針、財務・業績データ、各種IRイベント資料を掲載するなど投資家のみなさまに有用な情報の発信に努めています。また、IRサイトやニュースの更新情報をメールでお知らせする取り組みも行っています。
IRサイト(左:PC版 右:スマホ版)
ESG指数への組み入れ
サステナビリティに配慮した経営や情報開示が評価され、2022年3月より「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に組み入れられています。
経営へのフィードバック
株主・投資家さまアンケート
私たちは、会社説明会などにおいて投資家さまからご意見をいただくほか、株主通信の送付時にアンケートを実施しています。毎年、大変多くの株主さまからご回答をいただいており、ご意見などを中間株主通信で報告しています。
市場評価のフィードバック
IRイベントや株主通信のアンケート結果、および個別ミーティングで伺ったご意見などをレポートにまとめ、取締役会で報告を行っています。また、執行役員や関連部門長に対しても情報共有を行い、経営戦略への反映に努めました。市場の評価を社内にフィードバックすることで、課題を浮き彫りにし、今後のIR活動の改善に努めています。
株主さまへの還元
利益配分に関する基本方針
当社は、株主のみなさまへの利益還元を経営の重要課題の一つと認識するとともに、永続的な企業価値の向上が株主価値向上の基本であるとし、継続性と配当性向を勘案し、利益配分に関する基本⽅針を次のとおり定めており、連結配当性向30%に加え、余剰資⾦の3分の1を⽬途に配当として上乗せすることとしています。また、必要な内部留保の⽔準を考慮しつつ、⾃⼰株式取得を機動的に実施していきます。