ESPEC Quality is more than a word

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顧客満足の向上と
製品の品質・安全

製品・サービスの品質保証

品質方針

当社は、お客さまが品質保証活動で使用される環境試験器を提供しており、エスペック製品のクオリティがそのままお客さまの製品のクオリティに直結していること、また、その重責を担っていることに、私たちの存在意義があると考えています。私たちは「お客さまへ安全、快適、確実に使命を果たす、より確かな製品とサービスの提供を行う」を基本理念として掲げ、グローバルカスタマーの期待に応える高品質製品の実現に向けて取り組んでいます。

品質保証体制

国内外においてEQA(ESPEC QUALITY ASSURANCE)と呼ばれる独自の品質保証体制を確立し、活動を行っています。
また、1993年に国内他社に先駆けて品質マネジメントの国際規格「ISO9001」の認証を取得。2024年度には日本規格協会ソリューションズ株式会社様より、「ISO9001」の登録30年を迎えた企業として「マネジメントシステム永年登録 特別表彰」を拝受しました。2024年度も引き続き、業務プロセスのレベル向上を目指した品質保証活動を展開し、製品とサービスの品質向上に取り組みました。

QCサークル活動

当社では、生産現場を中心にQCサークル活動を実施しています。活動⽅針として「QCサークル活動で⽬標達成、問題・課題の解決を⾏う」を掲げ、2024年度は29サークルがさまざまなテーマで改善活動に取り組みました。品質改善やコスト削減、業務効率の向上など高い成果を挙げるとともに人材育成にもつなげることができました。

お客さま満足の向上に向けて

「あいち次世代モビリティ・テストラボ」サービス開始

「あいち次世代モビリティ・テストラボ」として、2025年2月に国内最大級の車載用バッテリー専門試験所「あいちバッテリー安全認証センター(愛知県常滑市)」を開設するとともに、4月に当社最大の総合試験所「豊田試験所(愛知県豊田市)」の機能を拡張しました。これにより、主に中日本エリアにおける車載用バッテリーおよびEV・自動化モジュールの受託試験サービスを強化し、次世代モビリティの技術革新および社会実装に貢献していきます。

世界初「全天候型試験ラボ」

神戸R&Dセンターに地球上のさまざまな気象環境を再現できる世界初の施設「全天候型試験ラボ」を設置しています。全天候(温度、湿度、雪、霧、雨、光、風)に加え、みぞれから雪への変化など刻々と移り変わる気象環境を創り出すことができます。本施設は社外にも公開し、オープンイノベーションを促進しています。

全天候型試験ラボ内(降雪試験)

安心・安全につながる アフターサービス体制「4つの約束」

お客さまに安心して製品をご使用いただくため、アフターサービスでは下記の「4つの約束」を掲げて取り組んでいます。

1.迅速な対応

24時間365日フルタイムで技術サポートします。

2.予防保全メニュー

製品を長く安心してお使いいただくために、豊富な予防保全メニューをご用意しています。

3.長期のメンテナンス体制

最長15年間メンテナンス部品を供給できる体制に取り組み、お客さまの環境試験器を長期間サポートします。

4.安全体制のご提案

地震等発生時の被害を最小限にする周辺機器をご提案しています。

保守契約サービスにネットワーク機能を標準化

2023年9月より、保守契約サービスのメニューにモバイル端末・クラウドネットワーク機能を標準化しました。ネットワーク機能により、装置から離れたオフィスや自宅からでも装置の運転状態を確認することができます。装置の異常発生時にはお客さまにメールでお知らせするとともに、当社も同時に異常を検知し、遠隔診断などにより装置の早期復旧をサポートします。なお、SIMを搭載したモバイル通信端末を貸し出すことで、お客さまの社内ネットワークへの接続やLAN設備工事が不要になり、導入の負担を大幅に軽減しています。装置管理業務のDXの推進や、装置を安心してお使いいただくための予防保全対応(年1回の点検、摩耗部品の交換)、修繕費の定額化によって、お客さまの装置管理業務の「面倒くさい」を解決します。

お客さまの事業所の装置をトータルにサポート「事業所まるごとメンテナンス」

装置の保守メンテナンスにとどまらず、装置・周辺機器の設置、広域認定制度による製品リサイクル、フロン回収など、お客さまの事業所に設置されている環境試験器の設置からフロン回収、製品リサイクル(廃棄)まで、環境試験器のライフサイクルをトータルにサポートする「事業所まるごとメンテナンス」を提供しています。装置管理における負担軽減や保全・運用コストの最適化に貢献します。

アフターサービス認定制度

当社では高度な専門技術力を持つサービスエンジニアの育成に向け、世界共通の評価基準に基づくアフターサービス認定制度を導入しています。当社のサービスエンジニアに限らず、代理店、協力会社のサービスエンジニアも対象に、技能力、技術力、公的資格により3段階の認定資格を付与し、サービスレベルの平準化と向上を図っています。
また、3年ごとに更新試験を行い、最新かつ高水準のサービスレベルの維持にも取り組んでいます。

カスタマーサポートデスク

カスタマーサポートデスクでは、製品の購入前から製品廃棄に至る全てのシーンにおいてワンストップで問題解決できる体制を整え、お客さまのさまざまなお問い合わせにダイレクトにお応えしています。Webサイトでの情報の充実を図るほか、お客さまへの応対品質の向上を図るため、IVR(音声ガイダンス)を新たに導入しました。また、適切な電話対応や製品知識に関する社内教育を定期的に実施しています。

Webサイト 製品情報ページの利便性向上

Webサイトの製品情報ページにおいて、お客さまから特にお問い合わせが多い情報にスムーズにアクセスいただける機能を追加しました。また各種試験規格や試験ニーズに適した製品のカスタマイズ事例を多数紹介しており、お客さまからご好評の声をいただいています。

「xEV テスティング・イニシアティブ」で協賛講演を実施

2024年10月、電動車の品質・安全・信頼性に関する国内唯一のビジネスカンファレンス「xEV テスティング・イニシアティブ」において、当社社員が講演を行いました。本カンファレンスは、当社上席顧問の佐藤登(名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授)が副委員長を務める「xEV テスティング技術を考えるステアリングコミッティ」が主催しており、当社は協賛しています。講演では、「車載バッテリーにおける安全性試験」について紹介しました。

エスペック信頼性セミナー

信頼性試験における有益な情報をお客さまに提供する活動として、信頼性セミナーを毎年開催しており、2024年度はウェビナー形式で実施しました。「二次電池の最新試験評価と欧州電池規則への準拠対応」をテーマに講演を行い、約300名のお客さまにご参加いただきました。

技術者向け情報サイト「Test Navi」

技術者のための信頼性技術の専門情報サイト「Test Navi」を開設しています。環境試験のノウハウや信頼性試験の基礎から最新の試験動向まで、お客さまに役立つ情報をタイムリーにお届けしています。2025年3⽉末における会員登録者数は24,772名となりました。