直近の業績
直近の業績
(単位:百万円)
2023/3 | 2024/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 59,521 | 62,290 | 4.7 |
売上高 | 52,892 | 62,126 | 17.5 |
営業利益 |
4,366 | 6,585 | 50.8 |
経常利益 | 4,664 | 6,919 | 48.3 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,330 | 4,969 | 49.2 |
当期の当社グループの事業環境につきましては、社会のデジタル化や脱炭素化を背景にエレクトロニクス及び自動車関連の投資が堅調に推移し、主に電気自動車(EV)シフトによる需要が継続いたしました。生産面につきましては、一部の部品調達は長納期が継続しておりますが、戦略的在庫の積み増しなどにより生産量を拡大いたしました。
当期の経営成績につきましては、受注高は特に国内市場において電気自動車(EV)・バッテリー分野が好調に推移し、前期比で4.7%増加の62,290百万円となり、3期連続で過去最高を更新いたしました。売上高につきましては前期比で17.5%増加し、2期連続で過去最高となる62,126百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加いたしましたが、増収及び製品・サービスの値上げ効果により営業利益は前期比で50.8%増加し、6,585百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は49.2%増加し、4,969百万円となり、いずれも過去最高を更新いたしました。なお、ROE(自己資本当期純利益率)は10.0%となりました。
セグメント別の業績
<装置事業>
(単位:百万円)
2023/3 | 2024/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 51,446 | 53,565 | 4.1 |
売上高 | 45,031 | 53,518 | 18.8 |
営業利益 | 3,919 | 5,848 | 49.2 |
環境試験器につきましては、国内市場の受注高は、汎用性の高い標準製品は前期並みとなったものの、カスタム製品は電気自動車(EV)・バッテリーを中心に大幅に増加いたしました。売上高につきましては、カスタム製品への要員シフトなど生産対応を強化し、標準製品・カスタム製品ともに増加いたしました。海外市場におきましては、受注高は中国及び欧州が減少し、前期を下回りました。売上高につきましては、北米、欧州、韓国、台湾、東南アジアが増加し、前期を上回りました。
エナジーデバイス装置につきましては、電気自動車(EV)・バッテリー向けの投資拡大により、主に国内において充放電試験用チャンバーが好調に推移し、受注高は前期比で大幅に増加いたしました。売上高につきましては、生産体制を整備し、大幅に増加いたしました。
半導体関連装置につきましては、主にメモリ関連の投資抑制の影響を受け、受注高・売上高ともに前期比で減少いたしました。
こうした結果、装置事業全体では、前期比で受注高は4.1%増加し53,565百万円となり、売上高は18.8%増加し53,518百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加したものの売上高の増加及び製品の値上げ効果により、営業利益は前期比で49.2%増加し5,848百万円となりました。
<サービス事業>
(単位:百万円)
2023/3 | 2024/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 6,963 | 7,634 | 9.6 |
売上高 | 6,788 | 7,536 | 11.0 |
営業利益 | 428 | 681 | 59.3 |
アフターサービス・エンジニアリングにつきましては、予防保全サービス・修理サービスともに堅調に推移し、受注高・売上高ともに前期比で増加いたしました。
受託試験・レンタルにつきましては、車載用バッテリーを中心に受託試験が好調に推移し、前期比で受注高・売上高ともに増加いたしました。
こうした結果、サービス事業全体では、前期比で受注高は9.6%増加し7,634百万円、売上高は11.0%増加し7,536百万円となりました。利益面につきましては、売上高の増加及びサービスの値上げ効果により、営業利益は前期比で59.3%増加し681百万円となりました。
<その他事業>
(単位:百万円)
2023/3 | 2024/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 1,469 | 1,453 | △1.1 |
売上高 | 1,404 | 1,455 | 3.7 |
営業利益 | 16 | 51 | 211.0 |
環境保全事業及び植物育成装置事業を中心とするその他事業では、新たに手掛けている植物の水耕栽培と陸上養殖を組み合わせたアクアポニックスなどの受注を獲得いたしましたが、森づくりや植物研究用装置が減少し、受注高は1,453百万円と前期並みとなりました。売上高につきましては、水辺づくりや野菜の販売が堅調に推移し前期比で3.7%増加の1,455百万円となり、営業利益は211.0%増加し51百万円となりました。