直近の業績
直近の業績
(単位:百万円)
2022/12 | 2023/12 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 47,153 | 48,190 | 2.2% |
売上高 | 35,972 | 42,189 | 17.3% |
営業利益 |
2,416 | 4,211 | 74.3% |
経常利益 | 2,695 | 4,447 | 65.0% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 1,708 | 3,085 | 80.6% |
当第3四半期連結累計期間の当社グループの事業環境につきましては、社会のデジタル化や脱炭素化を背景にエレクトロニクス及び自動車関連の投資が堅調に推移し、主に世界的な電気自動車(EV)シフトによる需要が継続いたしました。生産面につきましては、主に汎用性の高い標準製品において部品の調達状況が改善し、製品リードタイムの正常化及び受注残高の消化が進みましたが、カスタム製品の部品調達は不安定な状況が継続いたしました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、受注高は特に国内市場において電気自動車(EV)・バッテリー分野がけん引し、過去最高となる48,190百万円となりました。売上高につきましては前年同四半期比で17.3%増加し、過去最高となる42,189百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加いたしましたが、主に増収により営業利益は前年同四半期比で74.3%増加し、4,211百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は80.6%増加し、3,085百万円となり、いずれも過去最高を更新いたしました。
セグメント別の業績
<装置事業>
(単位:百万円)
2022/12 | 2023/12 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 41,031 | 41,586 | 1.4% |
売上高 | 30,866 | 36,322 | 17.7% |
営業利益 | 2,329 | 3,761 | 61.5% |
環境試験器につきましては、国内市場では、受注高は前年同四半期比で汎用性の高い標準製品が減少したものの、カスタム製品は自動車関連を中心に増加いたしました。売上高につきましては、標準製品・カスタム製品ともに増加いたしました。海外市場におきましては、受注高は中国及び欧州が減少し、前年同四半期を下回りました。売上高につきましては、北米、欧州、韓国、台湾が増加し、前年同四半期を上回りました。
エナジーデバイス装置につきましては、電気自動車(EV)・バッテリー向けの投資拡大により、主に国内において充放電試験用チャンバーが好調に推移し、受注高・売上高ともに前年同四半期比で大幅に増加いたしました。
半導体関連装置につきましては、主にメモリ関連の投資抑制の影響を受け、受注高は前年同四半期比で減少いたしましたが、受注残高の消化により売上高は増加いたしました。
こうした結果、装置事業全体では、受注高は41,586百万円と前年同四半期並みとなり、売上高は17.7%増加し36,322百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加したものの主に売上高の増加により、営業利益は前年同四半期比で61.5%増加し3,761百万円となりました。
<サービス事業>
(単位:百万円)
2022/12 | 2023/12 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 5,216 | 5,720 | 9.6% |
売上高 | 4,672 | 5,364 | 14.8% |
営業利益 | 185 | 542 | 193.0% |
アフターサービス・エンジニアリングにつきましては、予防保全サービス・修理サービスともに堅調に推移し、受注高は前年同四半期並みとなり、売上高は前年同四半期比で増加いたしました。
受託試験・レンタルにつきましては、車載用バッテリーを中心に受託試験が好調に推移し、前年同四半期比で受注高・売上高ともに増加いたしました。
こうした結果、サービス事業全体では、前年同四半期比で受注高は9.6%増加し5,720百万円、売上高は14.8%増加し5,364百万円となりました。利益面につきましては、売上高の増加及び受託試験事業における原価率の改善により、営業利益は前年同四半期比で193.0%増加し542百万円となりました。
<その他事業>
(単位:百万円)
2022/12 | 2023/12 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 1,148 | 1,162 | 1.3% |
売上高 | 656 | 793 | 20.8% |
営業損失(△) | △96 | △89 | - |
環境保全事業及び植物育成装置事業を中心とするその他事業では、新たに手掛けている植物の水耕栽培と陸上養殖を組み合わせたアクアポニックスなどの受注を獲得いたしましたが、主に森づくりが減少し、受注高は1,162百万円と前年同四半期並みとなりました。売上高につきましては、植物研究用装置や野菜の販売が堅調に推移し前年同四半期比で20.8%増加し793百万円となりましたが、利益面につきましては89百万円の営業損失となりました。