直近の業績
直近の業績
(単位:百万円)
2024/3 | 2025/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 62,290 | 67,514 | 8.4 |
売上高 | 62,126 | 67,288 | 8.3 |
営業利益 |
6,585 | 7,526 | 14.3 |
経常利益 | 6,919 | 7,793 | 12.6 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,969 | 6,003 | 20.8 |
当期の当社グループの事業環境につきましては、引き続き社会のデジタル化や脱炭素化を背景にEV・バッテリー関連の試験需要が増加するとともに、エレクトロニクス関連の投資が堅調に推移いたしました。生産面におきましては、受注残高の消化及び生産負荷の平準化に向けて、要員の増加、生産スペースの拡大、外注の活用により国内の生産能力を増強いたしました。
当期の経営成績につきましては、受注高は国内が好調に推移し、前期比で8.4%増加の67,514百万円となりました。売上高は国内の生産能力増強の効果などにより、前期比で8.3%増加の67,288百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加いたしましたが、主に増収により営業利益は前期比で14.3%増加の7,526百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比で20.8%増加の6,003百万円となりました。受注高・売上高・営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益いずれも前期に続き過去最高を更新いたしました。また、ROE(自己資本当期純利益率)は11.0%となりました。
セグメント別の業績
<装置事業>
(単位:百万円)
2024/3 | 2025/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 53,565 | 57,283 | 6.9 |
売上高 | 53,518 | 57,507 | 7.5 |
営業利益 | 5,848 | 6,610 | 13.0 |
環境試験器につきましては、国内市場では、汎用性の高い標準製品、カスタム製品いずれも前期比で受注高・売上高ともに増加いたしました。海外市場におきましては、受注高は主に北米、中国が増加しましたが、東南アジアが減少し前期並みとなりました。売上高につきましても、欧州が減少したものの東南アジア、北米、韓国が増加し前期並みとなりました。なお、中国は前期と同水準となりました。
エナジーデバイス装置につきましては、EVバッテリー向け一括案件の投資に一服感があり、主に国内において前期比で受注高・売上高ともに減少いたしました。
半導体関連装置につきましては、サーバー関連の大型案件の受注獲得により、受注高は前期比で増加いたしましたが、売上高はメモリ関連の投資抑制の影響を受け、大幅に減少いたしました。
こうした結果、装置事業全体では、前期比で受注高は6.9%増加し57,283百万円、売上高は7.5%増加し57,507百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加したものの主に増収により営業利益は前期比で13.0%増加し6,610百万円となりました。
<サービス事業>
(単位:百万円)
2024/3 | 2025/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 7,634 | 8,532 | 11.8 |
売上高 | 7,536 | 8,425 | 11.8 |
営業利益 | 681 | 793 | 16.4 |
アフターサービス・エンジニアリングにつきましては、予防保全サービス・修理サービスともに堅調に推移し、前期比で受注高・売上高ともに増加いたしました。
受託試験・レンタルにつきましては、EVバッテリー向け試験設備増強の効果があり、前期比で受注高・売上高ともに増加いたしました。
こうした結果、サービス事業全体では、前期比で受注高は11.8%増加し8,532百万円、売上高は11.8%増加し8,425百万円となりました。利益面につきましては、人員増などにより販管費が増加したものの売上高の増加により営業利益は前期比で16.4%増加し793百万円となりました。
<その他事業>
(単位:百万円)
2024/3 | 2025/3 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|
受注高 | 1,453 | 2,170 | 49.3 |
売上高 | 1,455 | 1,758 | 20.8 |
営業利益 | 51 | 126 | 146.3 |
環境保全事業及び植物育成装置事業を中心とするその他事業では、水辺づくりや森づくりが堅調に推移するとともに、植物研究用装置や植物工場の大型案件がありました。また、大阪・関西万博で展示されるアクアポニックス(植物の水耕栽培と陸上養殖を組み合わせた循環型生産システム)や会場の緑化のための植物苗・資材も納入いたしました。こうした結果、前期比で受注高は49.3%増加し2,170百万円、売上高は20.8%増加し1,758百万円となりました。
利益面につきましては、売上高の増加により営業利益は前期比で146.3%増加し126百万円となりました。