JTMガイドライン校正
温(湿)度試験槽のガイドラインに基づいた校正(一般校正)と点検
環境試験器の校正に関しては 従来 公的な規格がありませんでしたが、2015 年に JTM(一般社団法人 日本試験機工業会)が JTM K12「温度試験槽及び温湿度試験槽の特性評価と校正に関するガイドライン」を制定しました。当社が行う環境試験器校正は、一般校正と呼ぶJTM K12準拠(一部の試験器は準用)の校正とJABより認定を受けたISO/IEC 17025認定校正を目的に応じた最適な校正方法として、ご提案させて頂きます。
その他、JTM K07/K09「温度試験槽/温湿度試験槽-性能試験方法及び性能表示方法」などで規定された環境試験器の性能確認、保守点検 や 当社が販売している自動計測システムの定期検査、当社製以外の環境試験器の校正についてもご対応が可能です。
また、校正中・点検中に不具合が見付かった場合には、状況をご説明し、当社製品であれば 修理対応、再校正のご提案、お見積りもスムーズに可能です。
校正費用
- 性能確認
校正前に校正に必要な製品の基本性能の確認を行います。校正実施前6ヶ月以内に当社点検を実施されている場合、および点検を同時に依頼される場合は性能確認は不要となります。
性能確認の結果により修理の必要が生じた場合、修理費は別途ご請求となります。 - 校正
装置の種類・校正内容により費用が異なります。
校正項目、校正温湿度設定値・設定数など校正内容については、ご希望に応じてご相談を承ります。
他社製品については、当社の相当製品と同料金に設定させて頂きます。 - 派遣
技術者を派遣する際の交通費・宿泊費の実費をお申し受け致します。
校正は基本的にお客さまが試験器をお使いの場所で実施させて頂きます。 - 証明書
提出可能な文書は4種類です。- 校正成績書
校正品名:型式、製造番号
使用計測器名:型式、製造番号
校正項目
校正結果データ(校正条件、校正環境、実施者) - 校正証明書
校正品名:型式、製造番号
使用計測器名:型式、製造番号
校正したことの証明
トレーサビリティ証明の説明 - トレーサビリティ証明書
校正品名:型式、製造番号
認定校正機関につながるまでのすべての標準器名:型式、製造番号
計測器および標準器が国家標準にトレースしていることの証明 - トレーサビリティ体系図
計測器および標準器が認定校正機関にトレースしている体系を表した図
- 校正成績書
性能確認
JTM K07/K09 および JIS C 60068- 3-5/3-6「温度試験槽/温湿度 試験槽 の性能確認の指針」(2020) には、性能表記に関する多くの項目が定められていますが、性能確認の対象となる項目は以下になります。
- 温度(湿度)変動
試験槽内に再現された温度(湿度)の有効空間内の任意の点での最高値と最低値の差。 - 温度(湿度)勾配
試験槽内に再現された温度(湿度)の有効空間内の別々の2点間の平均値の差の最大値。 - 空間温度(湿度)偏差
試験槽内に再現された温度(湿度)の有効空間の中心の平均値と別の任意点の平均値の差。
対象となる環境試験器によって点検方法や確認項目が異なる場合があります。
担当の営業窓口より最適な性能確認方法をご提案させて頂きます。
お問い合わせ・見積りのご依頼
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