砂塵試験
- 試験の概要・特長
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砂塵試験は、機器の開発、試験及び評価時に乾燥砂塵(細かい砂)を伴った雰囲気の影響に対する信頼性を確かめるために用いられます。
大きさが150ミクロンまでの角のある尖った砂塵(細かい砂)粒子の影響をシミュレートするもので、このような粒子は亀裂、裂け目、ベアリング及び接続部へ進入し、機器の腐食及び誤動作の原因となるような種々の損傷を引き起こします。
- 試験設備のご紹介
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MIL、NDS、RTCAなどの規格に準じた試験が行えます。
- 設置状況
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- 砂塵試験装置(神戸試験所設置)
砂塵を含んだ空気は風洞を循環し、テストエリア上部より下部に向かって流れます。
このため、供試品には上部より砂塵が層流となって吹きつける事になりますので、供試品の設置方向を試験計画の中で規定する必要があります。
テストエリアはW600×H600×D600 mmとなりますが、風の流れる経路を確保するために床面積の30~50%程度以下に供試品の面積を抑えることが必要です。
- 砂塵試験装置(神戸試験所設置)
主な仕様 | |
制御方式 | 風洞循環方式 |
温度範囲 | 20~+80℃ |
湿度範囲 | 30%rh以下 |
試験室内法 | W600×H600×D600 mm |
風速範囲 | 0.5~15.2m/s |
砂塵濃度範囲 | 3.5~17.7g/m3 |