リチウムイオン二次電池充放電試験
試験の概要・特長
リチウムイオン電池は利用機器の広がりによって、その用途に合った高精度、高品質が求められるようになりました。そして、その要求に応える評価試験のひとつとして行われる充放電サイクル試験は、電池として、何回繰り返し使えるか、充電、放電を繰り返して、電池が劣化するまで評価します。推奨の充電レートと放電レートで繰り返すのが標準的な方法です。恒温器による温度上昇降下をさせる温度サイクル試験もよく行われていています。自動車用電池ではIEC62660-1に短時間で充放電レートを変化させ、充電量が放電量より僅かに大きいプロファイルと、放電量が充電量より僅かに大きいプロファイルを組み合わせた、サイクル寿命試験があります。
温度特性試験は、いくつかの温度条件下で、どのくらいの容量が入出力できるかを確認する試験です。放電温度特性と充電温度特性試験がそれぞれあります。
定電流負荷特性試験は、電流レートを変えて、どのくらいの容量が入出力できるかを確認する試験で、放電時に電流レートを変えて行う放電負荷特性と、充電時の電流レートを変えて行う充電負荷特性があります。
また、充放電試験以外に、リチウムイオン電池評価や車載用電池パック、モジュールの安全性試験・試験コンサルティング・認証サービスの提供、及び、国連協定規則「UN ECE-R100」対応の試験・認証サービスをワンストップで対応いたします。
関連ページ
- Test Navi 二次電池の評価方法
- Test Navi リチウムイオン二次電池の加速試験
- Test Navi リチウムイオン二次電池の安全性試験における影響評価
- Test Navi ケーススタディー
試験設備のご紹介
アドバンスバッテリーテスター
- 充放電コントローラーと恒温槽の一体構造により槽内のケーブルレスを実現しました。ケーブルによる電力損失を抑え、電気的応答性の向上により、高精度、高品質な試験が行えます。
- 定電流・定電圧放電、放電温度特性、放電レート特性など評価試験を行うことができます。
- リチウムイオン電池に求められる国連危険物輸送勧告の安全性試験や、国連協定規則「UN ECE-R100」の安全性試験などでのSOC調整にもご利用いただけます。(電圧、電流による制限があります)
ハイパワーバッテリーテスター
- 電源の並列運転によりハイパワーを実現しています。
- 評価システムとして、恒温槽と充放電電源の同期運転が可能。温度条件と充放電条件を組み合わせた各種規格試験を実施できます。
- さまざまな試験器との組み合わせにより、各種規格試験を実施することができます。
設置状況
- アドバンスバッテリーテスター(お問い合わせください)
左右にスクロールしてご覧ください
- ハイパワーバッテリーテスター(お問い合わせください)
左右にスクロールしてご覧ください
受託試験・
コンサルティング
- 受託試験
- 受託試験一覧
- 恒温恒湿試験・低温試験
〔恒温・恒湿・温湿度サイクル〕 - 高温試験
- 急速温度変化試験
- 冷熱衝撃試験
〔冷熱衝撃、ヒートショック〕 - 液槽冷熱衝撃試験
- 高度試験・減圧試験
- 結露サイクル試験
(湿度冷熱試験) - プレッシャークッカー
試験 - 導体抵抗評価
- 絶縁抵抗評価
- パワーサイクル試験
- PID試験
- 振動試験・複合環境試験
〔振動(複合)、衝撃、落下〕 - 塩水噴霧試験・塩水複合サイクル試験
〔腐食(塩水・ガス)、耐水、防塵〕 - 砂塵試験
- 耐薬品性試験
- HALT/HASS試験
- リチウムイオン二次電池充放電試験
- リチウムイオン二次電池外部短絡試験
- リチウムイオン二次電池釘刺し試験
- リチウムイオン二次電池セル安全性試験
- リチウムイオン電池 国連勧告輸送試験UN38.3 組電池一括対応
- 恒温恒湿試験・低温試験
- 業界・試験要素
- 受託試験一覧
- コンサルティング
- 校正証明
- 試験所・認証センターの
ご案内・見学 - 試験のご依頼・お問い合わせ
- カタログ一覧