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国内初 受託試験サービス 100%グリーン電力を実現
ーエスペックグループの使用電力70%を再生可能エネルギーに切り替えー
2021年04月16日
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田 雅昭)は、2021年4月1日、新たに2事業所(宇都宮テクノコンプレックス、豊田試験所)の使用電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えました。
これにより、今年1月に切り替えた福知山工場(京都府福知山市)などを含めると、当社グループ全体における電力使用量の約70%が再生可能エネルギーとなり、年間CO2排出量(SCOPE 1+2)は連結で48%、国内で75%削減が見込まれます。また、今回の切り替えにより、全国5つの試験所内(宇都宮・豊田・刈谷・神戸・バッテリー安全認証センター)で実施するすべての受託試験サービスを、国内で初めてグリーン電力100%で提供することが可能となりました。今後も、グループ全体で再生可能エネルギーの導入に積極的に取り組むとともに、製品・サービスの提供を通じてお客さまの環境負荷低減に貢献してまいります。
■お客さまのサプライチェーンにおけるCO2排出量削減に貢献
近年、企業のサプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減が求められておりCDP※等による開示要求も高まっています。当社の試験所で使用する電力は100%再生可能エネルギーで運営しており、お客さまはCO2を排出することなく受託試験サービスを利用できます。当社の受託試験サービスは、お客さまのSCOPE 3カテゴリ1(購入した製品・サービス)に該当し、お客さまのCO2排出量削減活動に貢献します。
※ロンドンに本部を置く国際非営利団体(NGO)。企業などの環境への取り組みを調査・評価・開示を行っている。
■CO2排出量ゼロを明示する「グリーンパワーマーク」
当社の試験所で実施した試験報告書には、CO2を排出せずに試験を行ったことを明示するため「グリーンパワーマーク」を表記しています。本マークは、国際標準化機構(ISO)で定められた環境ラベルのうち自己宣言型(タイプⅡ)の環境ラベル(ISO/JISQ14021)に相当するものです。
(参考)クルマの電動化をサポートするエスペックの受託試験サービス
カーボンニュートラルの実現に向けて、自動車や航空機、船舶など幅広い産業で電動化が進められていますが、当社はこれらに搭載されるリチウムイオンバッテリーやインバーターなど制御部品の認証試験・評価において、受託試験サービスを提供しています。さらに、試験所への再生可能エネルギー導入によりお客さまのCO2排出量削減に寄与し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
・バッテリー安全認証センター
電気自動車に搭載される二次電池の安全性を評価する国連協定規則「UN ECE R100-02, Part.Ⅱ」に対応した試験の実施から認可申請までのワンストップサービスを提供しています。
※認可申請は認可当局が定めたテクニカルサービスが行います。
![]() バッテリー安全認証センター |
![]() 安全性試験室内に設置された 圧壊試験装置 |
![]() バッテリーパックがそのまま入る 大型冷熱衝撃試験装置 |
・豊田試験所
2006年の開設以降、多数の自動車部品評価を実施してまいりました。2019年のリニューアルでは自動車部品の国際取引を支援するべく、自動車の国際規格が一ヶ所で完結できるよう試験設備をラインナップし、自動車部品評価を支援しています。
![]() 豊田試験所 |
![]() インバーター部品の評価 環境、通電、冷却を制御 |
![]() 防水特性(IPX9K)を評価する 専用装置 |
■再生可能エネルギー導入に関するニュース
- 2020年1月24日
エスペック刈谷試験所、受託試験サービスをグリーン電力100%で実施 「グリーン電力証書」の活用により、使用する全電力をグリーン電力化 - 2021年1月29日
関西主要拠点で使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替え
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