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塩水噴霧試験・塩水複合サイクル試験・塩水シャワー試験

試験の概要・特長

塩水噴霧試験は、金属材料や表面処理が施された製品の耐食性を短時間で評価する試験で、製品の海洋環境や塩害地域での使用をシミュレートし、実環境での腐食を加速させる目的があり、製品の信頼性を高めるために広く用いられています。
塩水複合サイクル試験は、塩水噴霧試験に乾燥・湿潤などの工程を加えることで、より実際の屋外暴露に近い腐食の進行を短時間で評価でき、自動車部品などの品質管理などに用いられます。

試験設備のご紹介

大型の塩水複合サイクル試験装置を設置しています。
国内メーカーであるスガ試験機社と、アメリカのQ-Lab社の製品を複数台所有しております。
Q-Lab社製の装置には相対湿度コントロール機能もあり、乾燥、湿潤条件も組み合わせた複合サイクル試験が可能です。また、自動車の試験規格で必要とされる塩水シャワー機能も有しており、塩水シャワーステップでは、より短い時間でサンプルを濡らすことが可能です。500kgを超える試験槽内耐荷重があり、大型の自動車部品などの試験に耐える構造になっています。

スガ試験機社製 塩水複合サイクル試験装置

  • CCT-1LZ外観
  • CCT-1LZテストエリア
  • CCP-200DZ外観
  • 塩水噴霧試験とは

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型式 CCT-1LZ CYP-200 CYP-200DZ
設置場所 豊田試験所





塩水噴霧 +35℃±1℃、+50℃±1℃
中性5%塩水(JIS Z 2371を満足する)
乾燥 +20℃~+150℃±1℃
湿度25%±5%rh(+60℃において)
(RT+10)℃~+70℃±1℃
湿度25%±5%rh(+60℃において)
湿潤 +50℃~+70℃±1℃
湿度60~95%rh±5%rh
(+50℃において)
(RT+10)℃~+60℃±1℃
湿度60~95%rh±5%rh(+50℃において)
塩水浸漬 RT+10℃~60℃±1℃(浸漬液温度)
外気導入 RT温度(温湿度制御なし)
低温 低温 -20℃~+20℃±1℃
湿潤高湿 温度50℃、湿度95%rh以上
(JASOサイクル試験時)
内寸法 W960×D610×H910mm W2000×D1000×H500mm W2000×D1000×H1000mm
槽内耐荷重 床等分荷重にて100kg
(専用スノコ利用時)
床等分荷重にて150kg
(専用スノコ利用時)
対応試験規格 ISO、JIS、JASO等

Q-Lab社製 塩水複合サイクル試験装置

  • CRH1100外観
  • 重量物設置
  • 供試品設置例
    (e-Axle 2個)
  • 塩水噴霧
  • 塩水シャワー
    (CRH1100-HTCR)
  • CRH1100-HTCR
    使用イメージ動画

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型式 Q-FOG CRH1100-HSCR Q-FOG CRH1100-HTCR
設置場所 豊田試験所





塩水噴霧 +20℃~+60℃
乾燥 +20℃~+70℃
湿潤
(95%rh~)
+20℃~+60℃
相対湿度制御
(30~95%rh)
+20℃~+60℃
シャワー +20℃~+50℃
シャワー機能 標準シャワー
(下部からのシャワー)
トップヘッドシャワー
(上部からのシャワー)
内寸法 W1460×D820×H460mm(H780mm蓋含む)
槽内耐荷重 全体 544㎏
対応試験規格 ASTM B117, GMW 14872, SAE J2334等