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「バッテリー安全認証センター」に国内最大規模の大型試験装置を設置
車載用バッテリーパックシステムの安全性試験に対応

2020年06月22日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田 雅昭)は、2020年6月、車載用バッテリーの安全性試験を行う「バッテリー安全認証センター」(宇都宮市)に、国内最大規模の温度サイクル試験装置を新たに設置しました。これにより、車載用バッテリーパックシステムの試験ニーズにお応えします。

近年車載用バッテリーの開発では、高容量化・高エネルギー密度化に伴い、バッテリーパック内の発熱が課題となっています。そのため冷却機構や保護機構などの機器を備えた大型パックシステムの開発が進められ、その安全性試験のニーズが高まっています。また、国連規格や国際規格などにおいて、セル同様の安全性試験がパックでも求められるようになっています。
このようなニーズにお応えするため、当社はバッテリー安全認証センターに大型温度サイクル試験装置を設置しました。本装置は、2mを超える大型パックシステムの温度サイクル試験が可能で、国連規則やISO12405などの国際規格に定められた試験に対応しています。さらに、自動車の電動化が進む中国のGB規格(中国国家標準規格)への対応を強化するため、中型恒温恒湿槽も増設しました。このような大型の試験装置を充実させた受託試験所は日本にはなく、当社ならではの最新の試験設備と高い試験技術で車載用バッテリーの高まる試験ニーズにお応えしてまいります。

■大型温度サイクル試験装置の主な仕様

温度範囲 高温さらし +60℃〜+150℃
低温さらし -60℃〜-10℃
テストエリア内法 W3100 x H1500 x D2100 (mm)

写真:大型温度サイクル試験装置)
大型温度サイクル試験装置

写真:中型恒温恒湿槽)
中型恒温恒湿槽

【参考】

バッテリー安全認証センター

写真:バッテリー安全認証センター(宇都宮市)
バッテリー安全認証センター(宇都宮市)

https://www.espec.co.jp/products/trustee/testcenter/battery.html

2015年9月、国連規則「UN ECE R100-02, Part.Ⅱ」で要求されている全9項目の試験から認証申請までのトータルソリューションを提供する世界初の試験所として設立。本規則では2016年7月以降に新規認可される電気自動車等は、国連協定規則に適合することが義務付けられている。

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 
E-MAIL:ir-div@espec.jp

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