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神戸R&Dセンターが経産省「全国みどりの工場大賞」において
「近畿経済産業局長賞」を受賞
2022年12月09日
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 執行役員社長:荒田知)の神戸R&Dセンター(神戸市北区)が、2022年度緑化優良工場等表彰制度(通称:全国みどりの工場大賞)において、昨年度の「日本緑化センター会長賞」からステップアップし「近畿経済産業局長賞」を受賞しました。
緑化優良工場等表彰制度は、経済産業省および一般財団法人日本緑化センターが、工場緑化を積極的に推進し、工場内外の環境の向上に顕著な功績のあった工場等を表彰することにより、工場緑化の一層の推進を図ることを目的に実施しているものです。表彰は、緑化等の状況に合わせて段階的に行われ、「日本緑化センター会長表彰」「各経済産業局長表彰」「経済産業大臣表彰」「内閣総理大臣表彰」とステップアップしていきます。
当社は、昨年度初めて本制度に応募し、「日本緑化センター会長賞」を受賞しました。今年度は、「自然植生に基づく苗木約30,000本の管理を行うほか、地域性在来種にこだわった屋上緑地、多くの鳥類が飛来するビオトープを整備するなど、生物多様性の向上に貢献していること」「大学と連携した講義の開催や近隣小学校の受入教育、市民団体や博物館と連携した環境活動を実施するなど、地域と連携した取り組みを行っていること」などが評価され、「近畿経済産業局長賞」の受賞となりました。
なお、神戸R&Dセンターの環境活動は社外より評価をいただいており、本年8月には、いきもの共生事業推進協議会「いきもの共生事業所認証」(ABINC認証)を取得しています。
今後も事業所における緑化活動に継続して取り組むとともに、持続可能な社会の実現に向けて、大学や市民団体など地域との連携を図り、生物多様性保全活動を積極的に推進してまいります。
■ 環境宣言のもと環境への取り組みを推進
自然環境との共生を目指す神戸R&Dセンター
エスペックグループは「いかに環境に役に立つか」という視点で企業活動を行うことを宣言しており、この宣言に基づき環境への取り組みを推進しています。神戸R&Dセンターは、この場所にあった里地を少しでも復元したいとの想いから、土地本来の在来種にこだわった森、ビオトープ、屋上草地が一体につながる1.5haの空間を創出しています。多様な生きものが集い、社員が憩う場所として、また次世代を担う子どもたちに環境教育を行う場として活用しています。
■ 森・屋上草地・ビオトープからなる「エスペックバンビの里」
神戸R&Dセンターの外周を覆う森「エスペックの森」は、1999年より社員が植樹した約65種類、30,000本の木で構成されており、これまでの二酸化炭素固定量は200tを超えています。また、技術開発棟の屋上では地域性在来種にこだわった草地づくりを行っており、希少種を含む約40種類の植物を大切に育てています。事業所内ではこれまでに約40種の鳥類、昆虫類の生息・飛来が多数確認され、ビオトープにはカルガモが、屋上緑地にはヒバリがそれぞれ産卵・孵化するなど、生物生息空間の保全に貢献しています。

在来種による「エスペックの森」

在来種100%で構成した屋上草地

多様な生き物が集うビオトープ
■ 緑地の維持管理体制
社内で緑地の管理を担当する組織を設け、継続的に維持管理を行っています。さらに、植物が繁殖する春~夏にかけては、週に一回、緑地の手入れを行う時間を設けるなど社員一丸となって環境保全活動に取り組んでいます。
■ 地域と連携した取り組み
行政・企業向け 緑化事例地見学会
緑化に関わる行政担当者や企業担当者向けに屋上緑化の見学会を開催しており、地域性の種苗を用いた緑化の施工プロセスを伝えていく活動を行っています。また、森づくりの方法や森の機能について学ぶ環境学習プログラムの実施、近隣小学校の受入教育、市民団体と連携したニホンミツバチの保護活動、博物館と連携した環境活動を実施するなど、地域と連携した取組を積極的に行っています。
■ 神戸R&Dセンターの概要
所在地 | 神戸市北区鹿の子台南町5-2-5 |
操業開始 | 2001年 |
総面積 | 31,911㎡ |
緑地総面積 | 15,062㎡ |
(参考)
本リリースに関するお問い合わせ
サステナビリティ推進部 IR・広報担当
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