中国市場向け
GB規格試験は
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エスペックなら安心・納得の
GB規格試験対応サービス!
- 国内試験所での
GB規格試験対応 - 中国
CATARCとの
連携 - 中国拠点での
GB規格試験対応
GB規格とは?
GB規格とはGuo jia Biao zhunの略で
中国国家規格を指します。
GB規格は強制規格(規格番号がGBから始まる規格)と推奨規格(規格番号がGB/Tから始まる規格)に分けられます。強制規格は人身の健康及び生命、財産の安全、国家の安全、生態環境の安全及び経済社会管理の基本的な需要を満たす技術要求を指します。一方で推奨規格は基礎的、汎用的であり、強制規格に関連し、関係各業界に対し先導的役割を果たす等の需要を満たす技術要求を指します。
中国で製品の生産、販売、輸入又はサービスの提供を行う際には強制規格に適合している必要がありますが、強制規格だけで全ての範囲を網羅できておらず、推奨規格の一部にもその属性が強制規格として分類されているものがありますので注意が必要です。
このように強制規格と推奨規格が並び立つ形でGB規格は形成されています。認証機関は強制規格に基づいて認証活動を行っている為、事前にこれらの強制規格について把握をしておく必要があります。
自動車業界での運用状況
次に主要パワートレインと電装部品の関連規格を見ていきましょう。
下表は「主要パワートレインと電装部品関連のGB規格実例」です。見覚えのある規格番号もあるのではないでしょうか?二重枠線より上の規格は、対象製品は明確で、また「製品強制認証実施細則」に引用されており、規格番号がGB/Tから始まる推奨規格ではあっても、属性が強制規格に分類されるものが含まれています。
主要パワートレインと電装部品関連のGB規格実例
規格番号 | 規格名称 | 属性 |
---|---|---|
GB/T 18488-2024 | 電動自動車用駆動モーターシステム | 強制 |
GB/T 18387-2017 | 電装自動車における電磁界妨害波強度の限度値と測定法 | 強制 |
GB/T 24347-2021 | 電動自動車用 DC/DCコンバーター | 強制 |
GB 38031-2020 | 電動自動車用動力バッテリーの安全要件 | 強制 |
GB/T 31484-2015 | 電動自動車用動力バッテリーのサイクル寿命要件及び試験方法 | 強制 |
GB/T 31486-2015 | 電動自動車用動力バッテリーの電気的性能要件及び試験方法 | 強制 |
GB/T 18333.2-2015 | 電動自動車用空気亜鉛電池 | 強制 |
GB/T 28046.1-2011 | 道路車両 電気及び電子設備の環境条件と試験 第1部:一般規定 | 推奨 |
GB/T 28046.2-2019 | 道路車両 電気及び電子設備の環境条件と試験 第2部:電気負荷 | 推奨 |
GB/T 28046.3-2011 | 道路車両 電気及び電子設備の環境条件と試験 第3部:機械負荷 | 推奨 |
GB/T 28046.4-2011 | 道路車両 電気及び電子設備の環境条件と試験 第4部:気候負荷 | 推奨 |
GB/T 28046.5-2013 | 道路車両 電気及び電子設備の環境条件と試験 第5部:化学負荷 | 推奨 |
新車登録時には「製品強制認証実施規則」に基づいた試験が認証機関で実施された後、認証取得を経て市場での販売が可能となります。また認証の取得後には定期的な監査(COP監査)が実施されています。当社試験所ではCOP監査に対応した環境試験サービスを提供しています。
※COP(Conformity of production):製造適合性を監査するため、型式認証品との性能・品質の一致性を評価されます。
エスペックでの
GB規格試験対応サービス
1 国内試験所でのGB規格試験対応例
1.1 GB/T 18488-2024
電動自動車用駆動モーターシステム
- 対象製品
- 電動自動車用モーターシステム、モーター、コントローラー
- 環境試験項目
- 低温、高温、振動、温湿度サイクル、機械衝撃、防水防塵、塩水噴霧、アイスウォーター衝撃
-
塩水噴霧試験
-
防塵試験
-
振動試験
-
スプラッシュウォーター試験
※GB/T18488-2024は2024年5月28日に発布されました。
2015版と比較し機械衝撃試験、アイスウォーター衝撃試験(スプラッシュウォーター試験及び浸漬試験)が追加になりました。
その他にも変更点が多くあり注意を要します。
1.2 GB/T 24347-2021
電動自動車用 DC/DCコンバーター
- 対象製品
- 電動自動車用DC/DCコンバーター
- 環境試験項目
- 低温、高温、温湿度、塩水噴霧、振動、機械衝撃
試験実施には以下の試験因子を複合的に印加する体制が必要となります。
冷却システム:チラー、LLCなど
通電:電源、負荷、各種測定など
エスペックでは複合的な試験因子の試験に対応する為、通電、冷却、計測のシステムの追加など、多彩なオプションをご用意し、実車環境を模擬した試験要求に柔軟に対応しています。
1.3 GB 38031-2020 電動自動車用動力バッテリーの安全要件
- 対象製品
- 電動自動車用動力バッテリー(電池セル、パック及びシステム)
-
圧壊試験
-
耐火性試験
-
温度衝撃試験
-
外部短絡試験
短絡時の保安機構の確認検証を行う外部短絡試験、満充電状態を超えた充電による保安限界を確認する過充電試験、大型テストエリアを用意した温度サイクル試験、セル~パックシステムまで対応した性能確認試験である充放電試験など、バッテリーのリスク評価のための安全性試験、出力性能や寿命を評価する性能確認試験において、国際規格や国家規格などの試験条件に対応しています。
1.4 GB/T 28046.3-2011
道路車両 電気及び電子設備の環境条件と試験
第3部:機械負荷 (ISO 16750.3:2007)
- 環境試験項目
- 振動(サイン・ランダム)、機械衝撃、自由落下
-
振動試験
-
自由落下試験
2
中国CATARCとの連携による
ソリューションの提供

当社は、中国で自動車関連規格の策定に携わり、自動車業界で非常に大きな影響力を有する機関、中国汽車技術研究中心有限公司(China Automotive Technology and Research Center Co.,Ltd. 以下、CATARC)と長期に渡って強力なパートナーシップ関係を構築しており、中国独特の試験条件及びその解釈についての知見やアドバイスを得て、当社試験所でのGB規格試験対応サービスの実績を重ねてまいりました。
『GB規格試験対応が必要』と言われたが、試験条件に国際試験規格との相違点が有り、規格解釈が困難、又は試験方法に苦慮しているお客様に対して、CATARCとの連携によって当社がお客様の困りごとの解決をサポート致します。
CATARC紹介
中国汽車技術研究中心有限公司
(China Automotive Technology and Research Center Co.,Ltd.)

中国国務院国資委直轄の中央企業で1985年に成立。傘下に7機関、45企業を有し、純資産約160億元、社員約5,000名を有する総合型科学技術企業グループ。
主な機能
- 自動車関連規格(GB、GB/T、QC/T)の策定
- 自動車および関連部品に関する各種試験の実施(強制認証試験及び開発評価試験)、車両型式認証試験、排出ガス規制適合試験、衝突安全性規制適合試験、新エネルギー試験、コネクテッド試験など各種試験サービスの提供
- 各種認証の取得支援
- 研究開発、ソフトウェア評価 など
*グループ内の『華誠認証』においてCCC強制認証の認証認可活動を実施。
3 当社海外拠点でのGB規格試験対応
当社は中国・上海及び蘇州において国際試験規格に対応できる試験所を運営しており、2006年に中国当局より認可を得た独立試験所として試験サービスの提供を行っています。「エスペック測試科技(上海)有限公司」では「ISO16750」の試験認可を有しており、中国国内でも日本同様の試験サービスが対応可能です。
エスペック測試科技(上海)有限公司 試験室及び外観