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食品機械領域における取り組み
当社「超低温ショックフリーザー」を用いてチョーヤ梅酒の新食感フローズンスラリーを開発
2025年8月より、エムプラス京都ラボにて発売
― 食に関する課題解決や次世代の食品開発などフードテック分野に貢献 ―
2025年08月05日
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 執行役員社長:荒田知)の「超低温ショックフリーザー」を用いて、チョーヤ梅酒株式会社 (本社:大阪府羽曳野市、代表取締役社長:金銅重弘、以下チョーヤ)、株式会社エムプラス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:前野欽哉、以下エムプラス)、当社の3社でコラボ開発した、新食感のフローズンスラリー「DUAL FROZEN UMENADE -7℃」が、2025年8月より、エムプラスの京都ショールーム・ラボにて発売されます。
近年、食料資源の有効活用や環境負荷低減の観点からフードロスの削減が社会課題となるなか、食品を長期間保存できる冷凍技術が注目されていますが、冷凍により風味や食感が損なわれることが課題となっています。中でも、果物類は旬が短いものも多く、傷物などは生鮮状態では商品価値が下がるため、多くのフードロスが社会課題となっています。
当社「超低温ショックフリーザー」は、-70℃の超低温で食品を急速冷凍し、生鮮食品も鮮度を保ちながら保存することができます。この度、納入先であるエムプラスが、当社「超低温ショックフリーザー」を用いて「デュアルフリーズ製法」を開発し、3社のコラボで果物を用いた新食感のフローズンスラリーが誕生しました。この製法により、見栄えや味が規定に満たないフルーツに梅の成分を浸透させることで味わいを向上させており、果物の有効活用やフードロスの削減が期待できます。
当社グループは、環境試験器メーカーならではの独自の温度制御技術を活用し、ユニークな商品を提供することで食品機械分野の開拓を目指しています。今後も、関連企業とのコラボレーションを通じて、食に関する課題解決や次世代の食品開発などフードテック分野に貢献することを目指していきます。
■ イベント概要
イベント名 :
CHOYA FROZEN LAB 京都 supported by MPLUS & ESPEC
(チョーヤ フローズン ラボ キョウト サポーテッド バイ エムプラス アンド エスペック)
期間 :
2025年8月7日(木)~10月31日(金)
時間 :
Open 11:00 - Close 18:00
定休日 :
月曜日 夏季休暇 8月14日(木)~17日(日)
店名 :
エムプラス 京都ショールーム・ラボ
所在地 :
〒604-0843 京都府京都市中京区車屋町通御池上る塗師屋町337
アクセス :
地下鉄東西線 烏丸御池駅 1番出口 徒歩1分
※ アルコールを含む商品の販売は、
20歳以上に限らせて頂きます。
■ 商品概要
商品名① :
DUAL FROZEN UMENADE -7℃
(デュアル フローズン ウメネード マイナスナナドシー)
商品名② :
DUAL FROZEN LEMONADE -7℃
(デュアル フローズン レモネード マイナスナナドシー)
価格 : 1,000円(税込)
※ フルーツトッピング無 500円(税込)、
極限冷凍梅酒(アルコール)入り 1,200円(税込)
マイナス7℃の状態で提供。南高梅やオーガニックレモンを使用したシャーベットに、冷凍技術で梅酒や梅シロップを浸透させたフローズンフルーツなどをお好みでトッピングいただけます。
商品名③ :
-70℃ DUAL FROZEN UMESSHU
(マイナスナナジュウド デュアル フローズン ウメッシュ)
価格 : 800円(税込)
フルーツの種類:キウイフルーツ、パイナップル、イチゴなど時期により変わります。
DUAL FROZEN FRUIT を氷の代わりに使用。注ぐドリンクは、アルコール入りウメッシュと機能性!酔わないウメッシュより1品を選択。
■ 新技術:デュアルフリーズ製法
トッピングに使用するフローズンフルーツは「-70℃ DUAL FROZEN FRUIT(マイナスナナジュウド デュアル フローズン フルーツ)」と言い、エスペックとエムプラスの冷凍機器を使用し、浸透圧によってフルーツの中に梅酒を染み込ませることに成功した技術(エムプラスにて特許出願中)を活用することで、パイナップル、キウイフルーツ、イチゴなどの果実の味わいと梅酒の味わい両方をお楽しみいただけます。この技術は、見栄えや味が規定に満たないフルーツに梅の成分を浸透させることで、味わいを向上させており、近年社会問題となっているフードロス削減の一助となるエシカルな技術です。
■ エスペック株式会社「超低温ショックフリーザー」概要
<特長>
1. 超低温-70℃の急速冷凍で生鮮食品の鮮度保持を実現
-70℃の超低温で急速冷凍することにより、品質劣化を引き起こす氷結晶の成長を抑制し、生鮮食品の鮮度を保持したまま冷凍保存が可能です。氷結晶が大きくなりやすい温度帯(最大氷結晶生成温度帯)である+0℃→-5℃を素早く通過※することで、氷結晶の成長による細胞や組織の破壊を防ぎ、解凍後のドリップを抑えます。
※最大氷結晶生成帯通過時間:負荷1㎏時、35分以内

超低温ショックフリーザー
2. 鮮度を保ちながら急速冷凍
低風速環境下での冷凍を実現することで、食品の乾燥を防ぎ、冷凍前の美味しさをキープしまたまま急速冷凍が可能です。
3. 冷凍から、保存、解凍、再加熱まで1台で完結
-70℃~+100℃という幅広い温度帯で精密なプログラム運転が可能です。食品の冷凍、保存だけでなく、解凍、再加熱といった工程を自動運転で行うことができます。これにより作業効率の向上や労働負担の軽減、省人化を図ることができます。
4. 冷凍工程の短縮で作業効率を改善
扉間口の風防板によって扉開閉時の温度変動を抑え、作業時間の短縮につながります。
また、エアブラスト冷却とコンタクト冷却の2パターンを用意しており、食品に合わせて効果的な冷却方法を選択できます。
5. 乾燥運転で安全衛生面のリスクを軽減
本製品はヒーターを搭載しているため、清掃後の乾燥運転が可能です。扉を開けて乾燥させる必要がないため、異物混入やカビの発生を抑えます。
6. 研究開発用途での活用
安定した温度制御性能に加え、温度、勾配、風速などの細かい設定変更が可能なため、研究開発における再現試験や試作品研究などにも活用いただけます。
<仕様>
温度設定範囲 | -70℃~+100℃ (4.3インチカラー液晶、タッチパネルによる簡単設定) |
---|---|
温度降下時間 | +20℃→-70℃ 60分以内(無試料時) |
最大氷結晶生成帯通過時間 | 35分以内 負荷1㎏時 20分以内(コンタクト冷却、OP) |
電源 | AC200V 3Φ 15A |
庫内容量 | 102L (1/1ホテルパン×5段搭載可) |
外形寸法 | 幅:1140㎜ × 高さ:1250㎜ × 奥行き:650㎜ (奥行きスリム) |
装備・警報など | 風速可変、芯温モニター、霜付検知、ネットワーク(LANポート)など |
製品ページはこちら https://usf-espec.jp/
■ チョーヤ梅酒株式会社 会社概要
名称 : チョーヤ梅酒株式会社
設立 : 1962年6月
資本金 : 2,800万円
代表者 : 代表取締役社長 金銅 重弘
事業内容 : 梅酒、梅関連製品の製造販売
所在地 : 〒583-0841 大阪府羽曳野市駒ヶ谷160-1
ウェブサイト : https://www.choya.jp
■ 株式会社エムプラス 会社概要
名称 : 株式会社エムプラス
設立 : 2023年9月
資本金 : 839万6千円
代表者 : 前野 欽哉
事業内容 : 環境配慮型厨房機器等の開発・製造・販売、ラボ・ショールームの運営
所在地 : 〒604-0843 京都府京都市中京区車屋町通御池上る塗師屋町337
ウェブサイト : https://mplus.hp.peraichi.com/ice
<「超低温ショックフリーザー」に関するお問い合わせ>
エスペッククリヤラボ株式会社
TEL:06‐6766‐4821 FAX:06‐6766‐4822
E-MAIL:ekl@espec.co.jp
ウェブサイト https://ekl.xsrv.jp/
<本リリースに関するお問い合わせ>
エスペック株式会社
サステナビリティ推進部 IR・広報グループ
TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795
E-MAIL:ir-div@espec.jp