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食品機械領域の強化

【新製品】-70℃でおいしく急速冷凍「超低温ショックフリーザー」を発売
―生鮮食品も鮮度を保持 フードロス削減に貢献―

2025年04月18日

2025年4月、エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 執行役員社長:荒田知)は、-70℃の超低温で食品を急速に冷凍し、生鮮食品も鮮度を保ちながら保存できる「超低温ショックフリーザー」を発売します。

近年、食料資源の有効活用や環境負荷低減の観点からフードロスの削減が社会課題となるなか、食品を長期間保存できる冷凍技術が注目されていますが、冷凍により風味や食感が損なわれることが課題となっています。こうした課題解決に向けて、当社は環境試験器メーカーならではの独自の温度制御技術を活用し、新たに「超低温ショックフリーザー」を開発しました。
冷凍による品質劣化は、食品内の水分が氷結晶となり成長することで組織や細胞が破壊されることが大きな要因です。本製品は、超低温(-70℃)での急速冷凍により、氷結晶が大きくなりやすい+0℃ → -5℃の温度帯を短時間で通過します。これにより氷結晶の成長を抑え、特に水分を多く含む生鮮食品の鮮度を保持できるため、品質劣化による食品廃棄の削減に貢献します。
また、一般的な冷凍装置の温度範囲は-30℃程度~常温ですが、本製品は-70℃~+100℃の幅広い温度帯を精密にプログラム運転することが可能です。これにより、食品の冷凍、保存だけでなく、解凍、再加熱まで自動運転でき、作業効率の向上や省人化を図ることができます。
さらに、庫内の乾燥運転が可能なため庫内を清潔に保つことができ衛生面でも安心して使用できます。
当社グループは、コア技術である環境創造技術を活かした新規事業に取り組んでおり、食品機械分野においては、グループ会社であるエスペッククリヤラボ株式会社が「環境創造技術と食品加工技術を融合した商品販売で、食品機械業界に新風を吹き込む」をコンセプトに市場開拓を目指しています。これまで、科学的な調理が可能な「減圧低温加熱調理器」や生ハムやサラミなどを製造できる「熟成庫」を提供してまいりました。
今後もユニークな製品を提案し、食に関する課題解決や調理の進化に貢献してまいります。

  • 超低温ショックフリーザー
    超低温ショックフリーザー
スペーサー

■ 超低温ショックフリーザーの概要

<特長>
<仕様>
温度設定範囲 -70℃~+100℃ (4.3インチカラー液晶、タッチパネルによる簡単設定)
温度降下時間 +20℃→-70℃ 60分以内 (無試料時)
最大氷結晶生成帯
通過時間
35分以内 負荷1㎏時
20分以内(コンタクト冷却、OP)
電源 AC200V 3Φ 15A
庫内容量 102L (1/1ホテルパン×5段搭載可)
外形寸法 幅:1140㎜ × 高さ:1250㎜ × 奥行き:650㎜ (奥行きスリム)
装備・警報など 風速可変、芯温モニター、ネットワーク(LANポート)など

製品ページはこちらよりご覧いただけます: https://usf-espec.jp/

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■ エスペッククリヤラボ株式会社 商品ラインアップ

  • 1.減圧低温加熱調理器 Vide Pro(ヴィードプロ)
    温度と圧力を自由自在に設定し、含浸・抽出・低温調理を組み
    合わせた新たな調理法を生み出すことができます。
外形寸法 W400mm × H547mm × D522mm
(鍋、突起物を除く)
鍋容量/処理量 5L(最大調理量)
本体重量 約22kg(鍋、鍋フタ含まず)
温度設定範囲 0℃~100℃
電源 AC100V 50/60Hz AC220V 50Hz
(外置きトランス対応)

  • 2.熟成庫
    均一な温湿度環境により安全で美味しい熟成を実現。ドライエイジングビーフ、ハム・サラミ・ソーセージなどの熟成に最適です。
外形寸法 内法 W1100×H900×D760mm
外法 W1240×H1800×D1032mm
内容積 752L
重量 400kg
温湿度設定範囲 +10~+30℃ / 60~95%rh
殺菌運転 85℃
電源 AC200V / 単相 20A以下

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■ エスペッククリヤラボ株式会社

所在地 大阪府大阪市中央区大手通3-3-3 日宝東本町ビル303
設立 2018年5月
事業内容 減圧低温加熱調理器、熟成庫など食品・厨房機械の販売
ウェブサイト https://ekl.xsrv.jp/

<本リリースに関するお問い合わせ>

サステナビリティ推進部 IR・広報グループ
TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 
E-MAIL:ir-div@espec.jp

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