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国際標準IEC規格やドイツ自動車業界規格「LV124」に適合
【新製品】恒温(恒湿)室「ビルドインチャンバー ハイパワーシリーズ」を発売

2020年02月20日

2020年2月7日、エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、国際標準IEC規格「IEC 60068」※1やドイツ自動車業界規格「LV124」※2に適合した恒温(恒湿)室「ビルドインチャンバー ハイパワーシリーズ」を新たに発売しました。

欧州自動車メーカーと取引する車載部品メーカーは、自社製品の性能や品質の確かさを証明するため、IEC規格「IEC 60068」やドイツ自動車業界規格「LV124」などに定められた「急速温度変化試験」への対応が必要となっています。また近年、車載部品の信頼性評価においては、部品単体での試験はもとより、複数の部品を組み合わせたユニットでも試験が行われるなど、完成品に近い形での評価が求められており、試料の大型化が進んでいます。
新製品の「ビルドインチャンバー ハイパワーシリーズ」は、新開発した独自の冷凍空調システムにより、約130㎥までの大きな試験空間において、超低温から超高温領域(温度:-70℃~+150℃、湿度は20~95%rh)の環境、大型有試料時における急速温度変化ストレス(~5℃/分)、超低温時の高発熱負荷対応などの提供を実現しました。これにより、車載ディスプレイやバンパー、ECUなどの大型ユニットについてもIEC規格やドイツ自動車業界規格に適合した急速温度変化試験を行うことができます。また、地球温暖化への影響を低減した低GWP冷媒(R-449A)を標準搭載しています。当社では、部屋タイプの「ビルドインチャンバー ハイパワーシリーズ」をはじめ、チャンバータイプの「ハイパワー恒温(恒湿)器 ARシリーズ」など、各種国際規格や業界規格に対応した製品を豊富に取り揃え、お客さまの試料の大きさや試験内容に応じて最適な装置をご提供します。

今後もエスペックは、電動化・自動化に向けた開発が加速する自動車分野において、お客さまのさまざまな試験ニーズにお応えしてまいります。

写真:恒温(恒湿)室ビルドインチャンバー ハイパワーシリーズ
恒温(恒湿)室「ビルドインチャンバー ハイパワーシリーズ」

本製品の発売日

2020年2月7日

新製品の特長

1. IEC規格やドイツ自動車業界規格「LV124」に適合
IEC規格IEC 60068-2-14Nb(定速温度変化試験)/2-30(温湿度サイクル試験)/2-38(温湿度組み合わせ試験)やLV124などの試験規格に適合しています。
-70℃~+150℃において、有試料で3℃/分の温度変化速度を必要とする試験が行えます。
2. 幅広い温湿度範囲
温度は-70℃~+150℃、湿度は20~95%rhと幅広い温湿度範囲を精密に制御できます。
3. 地球温暖化への影響を低減した低GWP冷媒を標準搭載
従来のフロン冷媒(R-404A)より温暖化係数を64%低減した低GWP冷媒(R-449A)を標準搭載しています※3
4. CEマーキングをはじめとするグローバルな安全規格対応
EU指令に基づくEMC指令・機械指令・圧力機器指令のCEマーキングに適合しています。韓国産業安全衛生公団(KOSHA)による製品の安全性と信頼性ならびに製造業者の品質管理能力に関する安全性認証マーク(Sマーク)にも適合しています。

  • ※1 国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)が制定する国際規格
    電気・電子分野について国際的な標準化を行う。IEC 60068(環境試験)

  • ※2 ドイツ自動車メーカー5社により規定されている車載機器向けの試験規格
    Electric and Electronic Components in Motor Vehicles up to 3,5 t - General Component Requirements,Test Conditions and Tests. Part II - Environmental requirements and tests
    3.5t未満の自動車用の車載電気・電子機器の要求事項 パート2-環境要件と試験

  • ※3 冷媒R-404AのGWPはフロン排出抑制法ポータルサイト平成30年度報告用、R-449AのGWPはIPCC第4次評価報告書(AR4)に基づく

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 
E-MAIL:ir-div@espec.jp

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