【国内初】ISO/IEC 17025試験所認定、自動車・鉄道・航空機の３分野で同時取得ドイツ自動車業界規格「LV124」の試験のワンストップサービス実現

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【国内初】
ISO/IEC 17025試験所認定、自動車・鉄道・航空機の３分野で同時取得
ドイツ自動車業界規格「LV124」の試験のワンストップサービス実現

2019年05月20日

エスペック株式会社（本社：大阪市北区、代表取締役社長：石田雅昭）は、自動車・鉄道・航空機の3分野の環境試験規格において、ILAC^※１の国際相互承認協定MRA^※2に対応したISO/IEC 17025^※3試験所認定を同時取得しました。このように1社が3分野の認定を取得するのは世界的にも少なく、国内初となります。これにより、当社が発行する試験結果および校正証明書は国内のみならず、ILAC加盟国でも通用可能となります。さらに、中日本試験所（豊田試験所・刈谷試験所）では、ドイツ自動車業界規格「LV124」^※4の試験のワンストップサービスが提供できます。

近年、自動車業界では、開発競争の激化を背景にグローバル化が進展し、欧州自動車メーカーと国内車載部品メーカーとの取引が増加しています。なかでもドイツ自動車メーカーは、車載部品調達において、ドイツ自動車業界規格「LV124」などへの対応を求めているため、これら試験規格に適合する試験の需要が増加しています。

当社の全国4か所（豊田・刈谷・宇都宮・神戸）の試験所はISO/IEC 17025の認定を受けており、国際的にも認められた信頼性の高い試験結果を提供することができます。中日本試験所においては、ドイツ自動車業界規格「LV124」の引用元となっている国際試験規格「ISO16750」について認定を受けており、「LV124」に適合する試験にも対応可能です。これにより、ドイツ自動車メーカーと取引する国内車載部品メーカーは、中日本試験所に試験委託すればワンストップで試験を行うことができるため、試験時間やコストを削減することができます。

現在、中日本試験所では「LV124」の半分の試験項目についてワンストップサービスを行っています。2019年度中に「LV124」の全ての試験項目に対応できる計画です。

グローバル化が進展する自動車市場において、国際規格や業界規格、メーカー各社の独自規格など環境試験に関するさまざまなご要望にお応えし、受託試験事業を拡大してまいります。

写真：中日本試験所（豊田試験所）
中日本試験所（豊田試験所）

写真：中日本試験所（刈谷試験所）
中日本試験所（刈谷試験所）

※1 ILAC （国際試験所認定協力機構）：試験所・検査機関を認定する機関の国際的組織。各国の試験所認定制度の国際整合化を目的に設立された。
※2 国際相互承認協定MRA：基準認証の手続が両国間で異なる場合であっても、自国の基準に基づいて行われた認証結果を相手国内でも受入れる制度
※3 ISO/IEC17025：試験所・校正機関が正確な測定/校正結果を生み出す能力があるかどうかを、権威ある第三者認定機関が認定する国際標準規格
※4 LV124：Electric and Electronic Components in Motor Vehicles up to 3,5 t - General Component Requirements,Test Conditions and Tests. Part II - Environmental requirements and tests　3.5t未満の自動車用の車載電気・電子機器の要求事項　パート2-環境要件と試験

ドイツ自動車業界規格「LV124」の試験のワンストップサービスを提供する
ISO/IEC 17025認定試験所

●中日本試験所（豊田試験所）
認定範囲　：　ISO 16750-4
低温試験、高温試験、塩水噴霧試験
（路上走行車－電気電子機器の環境条件及び試験）
●中日本試験所（刈谷試験所）
認定範囲　：　ISO 16750-4 低温試験、高温試験
（路上走行車－電気電子機器の環境条件及び試験）

ISO/IEC 17025認定試験所

●東日本試験所（宇都宮試験所）
認定範囲　：　IEC 60571　低温試験、高温試験
（鉄道分野－鉄道車両に使用される電子機器）
●西日本試験所（神戸試験所）
認定範囲　：　RTCA/DO-160G
温度サイクル試験
（航空機搭載機器の環境試験規格）
●バッテリー安全認証センター　　※2015年10月に認定取得
認定範囲：UN ECE-R100.Series2 Part.Ⅱ
国連勧告輸送試験UN38.3の各種試験(一部除く）
JIS C 8715-1（単電池に限る）