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エスペックミック、農業・食品産業技術総合研究機構と共同開発
季節ごとの二酸化炭素濃度、温度、湿度等を精密に再現する「栽培環境エミュレータ」

2022年12月23日

エスペックグループのエスペックミック株式会社(本社:愛知県丹羽郡、代表取締役社長:前川 剛司)は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(本部:茨城県つくば市、理事長: 久間 和生、以下農研機構)と「栽培環境エミュレータ」を共同開発し、本年10月、農研機構等と共同で特許を取得しました。「栽培環境エミュレータ」は、農研機構が開発した「ロボティクス人工気象室」(2022年9月2日プレスリリース:(研究成果) ロボティクス人工気象室の構築と運用開始- 栽培環境の再現と作物性能の推定を超精密に -)に利用されています。

「ロボティクス人工気象室」は、季節ごとの二酸化炭素濃度、温度、湿度等を精密に再現する「栽培環境エミュレータ」と、作物の大きさや色などの形質データを連続で取得する「ロボット計測装置」で構成されており、気候変動に適応した作物生産技術の開発を目的としています。エスペックミックは、「栽培環境エミュレータ」の中で植物栽培に適した高出力なLED光源を搭載し、光の波長や強さの制御を可能とする技術に加え、世界各地の気象環境データに基づき自在に栽培環境を再現できるシステム開発を行いました。
気候変動による作物への影響が大きな問題となるなかで、屋内でさまざまな気象環境を再現し、計画的に作物の栽培実験を行うことのできる植物育成装置の重要性は今後ますます高まると考えています。エスペックグループはこれからも事業を通じて社会課題の解決に貢献してまいります。

「栽培環境エミュレータ」 5つの試験室が連なる5連タイプ 試験室ごとに異なる栽培環境を再現
「栽培環境エミュレータ」
5つの試験室が連なる5連タイプ 試験室ごとに異なる栽培環境を再現

※「栽培環境エミュレータ」に関する特許は、エスペックミック株式会社、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、国立研究開発法人理化学研究所、一般財団法人 アグリオープンイノベーション機構が共同で取得しています。

■ エスペックミック株式会社の概要

その土地の在来種による「森づくり」や自然の河川を取り戻す「水辺づくり」など自然環境を復元する事業や植物工場、植物研究装置などを手掛けています。陸上養殖にも取り組んでいます。

所在地 愛知県丹羽郡大口町大御堂1-233-1
設 立 1988年 7月
事業内容 自然環境復元事業、植物育成装置事業、環境測定機器の開発・製造・販売
ウェブサイト https://www.especmic.co.jp/

■ 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の概要

農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関です。

所在地 茨城県つくば市観音台3-1-1
設 立 2001年 4月
事業内容 第5期中期目標期間(2021~2025)において、『1.食料の自給力向上と安全保障』、『2.農業・食品産業の競争力強化と輸出の拡大』、 『3.生産性の向上と環境保全の両立』の3つを掲げ、農業・食品産業におけるSociety5.0の深化と浸透により、科学技術の面から目指すべき姿の実現を進め、持続的な農業の実現及び地方創生、ひいてはSDGsの達成に貢献していきます。
ウェブサイト https://www.naro.go.jp/index.html

本リリースに関するお問い合わせ

サステナビリティ推進部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 
E-MAIL:ir-div@espec.jp

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