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【新製品】「高度加速寿命試験装置(HASTチャンバー)」をモデルチェンジ
使いやすさの向上と機能の充実でお客さまの多様な試験ニーズに対応

2017年11月27日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田 雅昭)は、2017年11月27日に、使いやすさと機能を向上させた「高度加速寿命試験装置(HASTチャンバー)」を発売いたしました。

「高度加速寿命試験装置」は、電気・電子部品に高温・高湿・高圧力の3つのストレスを与えて寿命を加速する試験で使用されます。新しい「高度加速寿命試験装置」は、カラータッチパネルの新しいコントローラーを搭載し、操作性と視認性を大幅に向上させました。また、テストエリアを角型から丸型に変更することで槽内寸法を拡大し、試料の設置や配線作業が行いやすくなっています。さらに、端子台を色分け(黒:-、赤:+)することにより配線作業を容易にするなど、装置の使いやすさを大きく向上させました。

機能においても一層の充実を図っています。装置から離れた場所にいながらパソコンやタブレット端末で装置を確認・操作できる機能や、装置の警報発生をメールで自動的にお知らせする機能など、ネットワークを活用した新しい機能を追加しました。また、槽内に空気を残留させることで恒温恒湿器に近い環境を再現する「Air-HAST機能」をはじめ、新しいオプションを豊富にご用意し、お客さまの多様なニーズにお応えしてまいります。

本製品の特長

写真:高度加速寿命試験装置(HASTチャンバー)高度加速寿命試験装置(HASTチャンバー)

1. 新コントローラーの搭載で操作性と視認性を向上
新コントローラーには、スマートフォンや小型タブレット相当(5.7インチ)のカラー液晶タッチパネルを採用し、操作性と視認性を大幅に向上させました。手袋を付けたままでも操作が可能です。
2. テストエリアの拡張や端子台の改善による
使いやすさの向上
圧力容器は優れた強度を持つ丸型を採用し、テストエリアを最大限まで拡張しています。また、バイアス試験用の試料信号端子は、1槽あたり12ピンを標準で備え、増設も可能です(オプション)。端子台を色分け(黒:-、赤:+)することで視認性が向上し、複雑な配線接続も容易になりました。
3. ネットワークを活用した新しい機能を追加
独自のWebアプリケーションを搭載し、パソコンやタブレット端末などで離れた場所から装置の状態を確認・操作することができます。また、警報が発生した場合、予め登録しているE-mailアドレスへ警報内容を送信します。また、試験の終了もE-mail送信できます。
4. Air-HAST機能(オプション)により恒温恒湿試験に近い環境を再現
試料によっては水蒸気だけでなく、酸化が故障原因になる場合があります。槽内に空気を残留させるAir-HAST機能は、高温・高湿・高圧力に空気を加えることで、試料表面酸化などの空気中の酸素が劣化要因に影響する試料の加速試験に有効です。
5. 国際規格IEC-60068-2-66に対応(Mタイプ)
槽内の温湿度を乾湿球温度センサーで直接測定する当社独自の「乾湿球温度制御」機能により、IEC(国際電気標準会議)規格における環境試験規格・IEC60068-2-66に定められている試験装置の条件を満たし、規定された試験を実施することができます。

本製品の発売日

2017年11月27日

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp