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国内初 欧州Fガス規制に対応
冷熱衝撃装置TSAシリーズ(水冷式)を発売

2017年8月17日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、2017年7月28日、国内で初めて欧州Fガス規制に対応した「冷熱衝撃装置TSAシリーズ(水冷式)」を発売しました。

欧州では、地球温暖化防止のため2030年までに温室効果ガス排出量40%削減(1990年比)を目標としており、この実現に向けて、フロンガスなど地球温暖化係数(GWP)の高いガスの使用を制限しています。環境試験器は2020年1月から規制対象となり、冷凍回路に使用している冷媒の変更が必要となっています。また、欧州のFガス規制に伴い、世界中で温室効果ガスの排出を抑制するための規制の厳格化が進むと言われています。

こうした中、当社は国内で初めて、欧州Fガス規制に対応した「冷熱衝撃装置TSAシリーズ(水冷式)」を発売しました。Fガス規制では、地球温暖化係数(GWP)が2500以上の冷媒の使用を制限していますが、本製品ではFガス規制よりもはるかに地球温暖化への影響が少ないGWP1397の冷媒(R449A)を採用しました。他の製品についても順次対応を進め、今年度中に欧州でのニーズが高い「ハイパワー恒温恒湿器ARシリーズ(急速温度変化タイプ)」の発売を予定しています。さらに、2018年度までに主要3製品、2020年度までに全製品の対応を完了する予定です。

環境試験器の世界トップメーカーとして、他社に先駆けて環境に優しい製品・サービスを創出し、地球温暖化防止をはじめとする環境問題の解決に貢献していきます。

写真:冷熱衝撃装置TSAシリーズ(水冷式)冷熱衝撃装置TSAシリーズ(水冷式)

※欧州Fガス規制
欧州では温室効果ガスのHFC(ハイドロフルオロカーボン)、PFC(パーフルオロカーボン)、SF6(六フッ化硫黄)をFガスと呼び、これらのガスの大気中への排出を抑制するための規制を設けている。2006年6月に公布、7月4に施行した。2015年1月施行の改訂Fガス規制によって、欧州内で販売される製品のHFC総量を段階的に削減することが定められた。

今後のFガス規制対応予定

■2017年度

ハイパワー恒温恒湿器ARシリーズ(急速温度変化タイプ)
写真:ハイパワー恒温恒湿器ARシリーズ(急速温度変化タイプ)

■2018年度

ハイパワー恒温恒湿器ARシリーズ(スタンダードタイプ)
写真:ハイパワー恒温恒湿器ARシリーズ(スタンダードタイプ)
恒温恒湿室ビルドインチャンバーEシリーズ
写真:恒温恒湿室ビルドインチャンバーEシリーズ
恒温恒湿器プラチナスJシリーズ
写真:恒温恒湿器プラチナスJシリーズ

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp