生産エリア新設し、恒温(恒湿)室の生産能力を1.6倍に増強
2018年10月19日
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、環境試験事業の主力製品である恒温(恒湿)室の需要拡大に対応するために、神戸R&Dセンター(兵庫県神戸市北区)※の敷地内に新たに生産エリアを設け、生産能力を1.6倍に増強しました。
当社の環境試験事業の主力製品である恒温(恒湿)室は、人が出入りでき、自動車や大型の工業製品が入る部屋タイプの試験室です。1970年の発売以来、エレクトロニクス関連や自動車関連はじめ、繊維、化学、医薬品分野など幅広い業種のお客さまにご使用いただいています。特に近年では、加速する自動車の電動化、自動化の技術開発を背景に、国内および中国、アセアンにおいて恒温(恒湿)室の需要が急速に拡大し、今後も増加すると見込まれます。このような状況に対応するために生産能力の増強が必要であり、神戸R&Dセンターの敷地内に恒温(恒湿)室の生産エリアを新設しました。これにより、生産能力は2017年度比で1.6倍の増強となり、2018年10月15日から本格稼働しました。
今回の生産能力の増強にともない、これまで福知山工場(京都府)と本社(大阪市)に分散していた設計、調達、生産、検査、物流機能を神戸R&Dセンターに集約。これによりお客さまの試験ニーズにより早くよりフレキシブルな対応が可能となりました。また、内製能力の拡張や物流効率の改善を行い、受注からユーザー先での現地完了・検収までのリードタイムの短縮化を図ることができます。
さらに、今後の需要拡大に対応するため、福知山工場においても恒温(恒湿)室の生産エリアをカスタム製品の生産エリアに変更し、総合的な生産能力の増強を図ります。
このように当社は、今後も環境試験事業のさらなる拡大・成長を推進してまいります。
新生産エリアの概要
恒温(恒湿)室 ビルドインチャンバーEシリーズ
恒温(恒湿)室 実車試験装置
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