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日本大学スポーツ科学部 新キャンパスに
「低酸素トレーニング室」および「低酸素プール室」を納入

2017年4月10日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、日本大学スポーツ科学部 三軒茶屋キャンパスに、低酸素状態でトレーニングが行える「低酸素トレーニング室」および「低酸素プール室」を納入しました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本国内ではアスリートの育成や効果的なトレーニング方法の研究が進められています。このような中、2016年4月、日本大学は、アスリートの競技力向上と指導者の育成を目的にスポーツ科学部を新設し、東京都世田谷区に三軒茶屋キャンパスを開設しました。当社は同キャンパスに「低酸素トレーニング室」と「低酸素プール室」を納入しました。

「低酸素トレーニング室」「低酸素プール室」は、低地にいながら高地トレーニングを行える施設です。高地トレーニングは、酸素濃度の低い高地で運動したり生活したりすることによって心肺機能を強化し、運動能力を向上させるものです。標高の高い山でトレーニングを行う場合には、国内には高地でトレーニングできる環境が少ないため、アメリカやヨーロッパなど海外の山岳地帯に出向く必要がありました。

当社の「低酸素トレーニング室」「低酸素プール室」は、酸素濃度の低い状態を人工的に作り出すことで、より安全に高地トレーニングと同じ効果を得ることができます。独自の技術で酸素濃度を制御し、標高1000m~5000mの高地環境を再現するとともに、酸素濃度の下限警報機能や、炭酸ガス濃度の上限警報など万が一に備えた保安機能も充実しています。また、「低酸素プール室」は、低酸素状態でのスイムトレーニングが行える国内でも数少ない設備です。

当社は、これまでも国立スポーツ科学センターをはじめとするさまざまな研究機関や教育機関への納入実績があり、マラソンや競泳など世界トップアスリートの育成や、高地環境が人体に及ぼす影響やトレーニング効果の研究に活用されています。今後も、さまざまな環境を再現する当社独自の環境創造技術によって、スポーツ科学や生体医学の分野においても社会に役立つ製品・サービスを提供してまいります。

写真:低酸素トレーニング室低酸素トレーニング室

写真:低酸素プール室低酸素プール室

「低酸素トレーニング室」の主な仕様

  • 酸素濃度
    18.6%~11.2%(高度1000m~5000m相当)
  • 温度範囲
    22℃~26℃
  • 面積・容積
    73m²・240m³
  • 許容負荷
    15名(高度1000m~3500m相当)
    10名(高度3500m~5000m相当)
    炭素ガス許容濃度:0.15%以下

「低酸素プール室」の主な仕様

  • 酸素濃度
    18.6%~11.2%(高度1000m~5000m相当)
  • 容積
    20m³
  • 許容負荷
    1名
    炭素ガス許容濃度:0.15%以下
  • 流水プール
    最大流速2.2m
    水中トレッドミル 0~1.1m/s
    水泳部 長さ5.0m×幅2.5m×水深1.2m

(参考)

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

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