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恒温恒湿試験・低温試験

試験の概要・特長

恒温恒湿試験、低温試験、そして各試験の組合せによる温湿度サイクル試験など、各種開発試験・品質保証・信頼性試験の基本になる試験です。
使用する恒温槽は開発試験・信頼性試験以外にも、生産ラインでの温度エージング・調湿処理・検査ラインでのスクリーニング検査など、熱処理にも幅広く利用されており、試験所を利用して生産技術、検査技術の検討・開発を行っていただくことも可能です。

試験事例

  • 高密度実装基板のエレクトロケミカルマイグレーション
  • 評価電子デバイスの鉛フリーめっき化に伴うウィスカの評価
  • 電子部品、小型電子機器の温湿度特性確認
  • 耐低温、耐高温、耐湿度による耐久性試験・寿命試験
  • 温度変化、湿度変化への耐性を確認する温度サイクル・温湿度サイクル試験
  • 樹脂、基板材料など各種材料の吸湿試験
  • 供試品梱包状態での保存試験
  • 製品輸送時に遭遇する温湿度環境が、製品に与える影響調査
  • 生産品の熱処理、調湿処理、エージング処理生産ラインでの熱処理効果の確認
  • 生産技術の検討・開発生産・検査ラインでのスクリーニング処理およびその効果検討

試験設備のご紹介

  • 試験のセットアップが楽に行える標準タイプの恒温恒湿器から、人が出入りできるウォークインタイプの大型恒温室まで、ご依頼の試験に最適な設備を試験所に備えています。

  • 恒温槽内部と外部をつなぐケーブル孔(Φ100mm)を装備。恒温槽外部から供試品へのバイアス印加や計測用配線が簡単にできます。
  • 温度設定に連動した電気接点を備えています。試験プログラムパターンに連動して供試品への通電をON-OFFする、周辺接続機器と連携した動作を設定するなどの利用が可能です。
  • 恒温槽周辺には計測機器設置のためのスペース、測定のためのスペースを確保してありますので、お客さまの計測器を持ち込んでの試験実施にも対応しています。
  • 試験計画段階で必要な計測器をご連絡いただければ、周辺計測器を試験所で準備することもできますので事前にご相談ください。

標準タイプの恒温(恒湿)器

設置状況

  • 恒温恒湿器・低温恒温(恒湿)器プラチナスシリーズ

信頼性試験の分野で高い評価を受け続けるプラチナスシリーズを設置しています。試験精度、安定性、さらに試験技術をあわせて確かな信頼性試験をご利用いただけます。

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恒温槽・恒温恒湿槽
温度範囲 -40~+150℃ -70~+150℃
湿度範囲 20~98%rh
内槽寸法 (mm) W500 W500 W600 W1000 W600 W1000
H600 H750 H850 H1000 H850 H1000
D400 D600 D800 D800 D600 D800

大容量の中型恒温(恒湿)器

従来器にない大容量の環境試験器を試験所に設置しています。今までサイズや重量的に無理があった比較的大きな製品やモジュール化により大型化する自動車部品、大画面化が進む大型フラットパネルディスプレイなどに対して恒温恒湿試験を実施できます。

設置状況

  • ハイパワー恒温恒湿器

幅広い温湿度範囲を持つ大型の恒温恒湿器です。4℃/分の温度変化率の能力を持ち、95℃98%rhの高温恒湿試験も可能です。

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主な仕様
型式 ARS-1100-J
温度範囲 -75℃~+180℃
湿度範囲 10~98%rh
内法 W1100×H1000×D1000(㎜)
  • 中型恒温恒湿器

温湿度範囲が広く、5℃/分の高速温度変化能力を備えるSMS-2と、最大1,300㎜×1,800㎜の太陽モジュール12枚まで対応可能なSMS-2Sをご用意しています。

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主な仕様
型式 SMS-2 SMS-2S
温度範囲 -70~+180℃ -55~150℃
湿度範囲 20~98%rh 40~95%rh
内法 W1200×H1000×D1500㎜ W1200×H1650×D2050㎜

ウォークインタイプの恒温(恒湿)室

汎用タイプの恒温槽・恒温恒湿槽には入らない大型配電盤、コンソールラックに納めた電子機器、機械設備などの大型供試品の環境試験。また、人が試験環境の中で直接供試品を操作する機能評価試験など、広い試験空間を活かして、さまざまな用途にご利用いただける環境試験室です。

試験事例

  • 大型機械の温湿度特性確認(例:輸出製品の現地での使用環境の再現)
  • 建築資材(壁材料、屋根材)など大型材料の温湿度特性確認
  • 特定の温湿度環境下で人が直接供試品を操作・計測する動作確認試験
  • 屈曲試験器、落下試験器など他の試験器を持ち込んで行う試験
  • 供試品に風が直接あたることを避けるために、風よけの設置など相応の空間が必要になる試験
    (例:パソコンなどの函体内部温度測定)
  • 距離センサーの温度特性測定など相応の空間や距離が必要になる試験
  • 供試品梱包状態での輸送環境の再現試験
  • 製品倉庫の保存環境再現 生産品の熱処理、エージング処理などの大量熱処理

ご利用案内

  • 試験所には、さまざまなサイズ・能力の恒温(恒湿)室を設置しています。仕様の詳細については各試験所にお問い合わせください。
  • 試験所には大型扉を装備しており、大型の試験品の搬入に対応しています。
  • 試験所に来場いただき、お客さまご自身で恒温室をご利用いただくための周辺設備も備えています。
  • 各恒温室の詳細図面、および恒温室周辺の計測用スペースに関する資料を用意しています。ご利用の際にはぜひご相談ください。
  • 供試品の搬入・設置・電源設備などを試験計画・商談段階で確認させていただく必要があります。必要な資料の提示をお願いすることがありますのでご了承ください。なお、供試品の搬入・設置・初期動作確認はお客さまの責任でお願いいたします。

設置状況

  • 恒温(恒湿)室ビルドインチャンバー(神戸試験所)

  • 恒温(恒湿)室ビルドインチャンバー(宇都宮試験所)

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試験所 表示型式 温度範囲 湿度範囲 内寸(WHD)㎜
神戸 TBL-6 -30~+80℃ 30~98%rh 3020×2600×4070
神戸 TBE-6 -40~+120℃ 10~95%rh 2950×2600×4000
宇都宮 TBE-6 -40~+120℃ 5~95%rh 4000×2400×2950
宇都宮 TBE-6 -40~+80℃ 10~95%rh 3950×2400×2900
宇都宮 TBE-6 -40~+120℃ 10~95%rh 4000×3000×2950
宇都宮 TBL-6 -30~+100℃ 10~95%rh 4000×3000×2950

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