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医療分野事業を拡大
【新製品】マイナス75℃の小口保管に適した「超低温保冷庫」を発売
新型コロナワクチンのコールドチェーン体制に貢献する製品・サービスを拡充
2021年06月25日
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、6月25日、新型コロナワクチンのマイナス75℃の小口保管に適した「超低温保冷庫」床置型・卓上型を発売します。また、保冷剤凍結用装置のレンタルや温度ロガーの校正、保冷庫のバリデーションも開始し、新型コロナワクチンのコールドチェーン体制に貢献する製品・サービスを拡充します。
新型コロナワクチンの移送や保管には、ワクチンの種類に応じて適切な温度管理が必要です。当社は環境試験器で培った精密な温度制御技術を駆使し、4月には小口移送に適した「定温輸送保冷庫」を発売し、全国自治体や医療機関などにおいて好評いただいています。
今回新たに発売する「超低温保冷庫」は、超低温(マイナス60℃~マイナス90℃)での保管が必要なファイザー社製ワクチンの保管に対応しており、小口保管に適した小型サイズで、移動が容易な床置型と、作業がしやすい卓上型の2機種を用意しました。さらに、GDP※等のガイドラインに対応した温度ロガーを標準装備するとともに、温度逸脱アラーム機能や扉の施錠など安全機能を備えました。加えて、すでに保冷庫をお持ちのお客さまには保冷剤を凍結する装置のレンタルや温度ロガーの校正、保冷庫のバリデーションサービスもご用意し、厳格な温度管理をサポートいたします。
環境試験器の世界トップシェアを誇る当社ならではの充実の製品・サービスで、ワクチンの適切な温度管理と円滑な接種に貢献してまいります。また、製薬メーカーや大学などでの研究開発用途での販売拡大も視野に入れ、医療分野事業の成長を目指してまいります。
床置型(可動式)
卓上型
※GDP(Good Distribution Practices)
医薬品の流通過程の適正管理を求めるガイドライン。日本版は2018年発行。医薬品の流通過程の温度管理を行い、品質を維持することが求められている。法的拘束力はないが、医薬品メーカーは物流業者と輸送業務手順書を定め温度管理等を徹底する必要がある。
「超低温保冷庫」 床置型(可動式)・卓上型の概要
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1.製品コンセプト:ワクチンの小口保管に適した小型の超低温冷凍庫
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2.主な用途:
ワクチンのサテライト型接種会場(医療機関、公共施設、高齢者施設)での保管
大学や研究所での研究開発段階での生体試料保存用(細胞、血液)など -
3.特長:
①ファイザー社ワクチン保管に必要な超低温冷凍保管(マイナス75℃)
②ワクチンの小口保管に適した小型サイズ(床置型、卓上型の2機種)
③GDP対応の温度ロガーを装備
④安全機能(温度逸脱アラーム機能、扉の施錠、庫内の遮光など)
⑤公共施設(公民館、体育館等)で利用を想定した電源(AC100V、15A以下) -
4.発売日:2021年6月25日
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5.製品仕様:
最低温度 | -75℃±15℃ |
電源電圧 | AC100V 1φ2W 50/60Hz |
消費電力 | 最大700W |
容量 | 床置型:幅320mm×高さ100mm×奥行320mm 卓上型:幅320mm×高さ150mm×奥行210mm |
外形寸法 | 床置型:幅460mm×高さ832mm×奥行550mm 卓上型:幅460mm×高さ723mm×奥行737mm |
重量 | 床置型:75 kg 卓上型:75 kg |
付属品 | GDP対応温度ロガー (デルタトラック社製、 Model 40555超低温フリーザー⽤) |
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