パワーサイクル試験装置

パワー半導体の接合信頼性評価のために

自動車、家電製品、モバイル機器、産業機器など幅広い分野で用いられる
パワー半導体の接合信頼性評価のための装置をご提案いたします。

パワー半導体に大電流を流し、デバイスのチップ温度を高温目標温度まで上昇させたあとに電流印加を遮断して低温目標温度にすることで温度ストレスをかけます。この繰り返しにより熱ストレスでデバイスに応力破断を発生させて、ワイヤボンディングとチップ間の信頼性評価を行います。

試験カテゴリー

  • パワーサイクル試験
    (ロングパワーサイクル、ショートパワーサイクル)

試験対象デバイス

  • MOSFET
  • IGBT
  • IPM

など

関連するキーワード

  • パワーサイクル試験
  • パワー半導体
  • 大電流
  • ワイヤボンディング

POINT 01サンプルに合わせた仕様

お客様の試験デバイスによってストレス電源、スイッチユニット、ゲートドライブ回路などの最適な機器構成をご提案いたします。
冷却方式はデバイスの発熱量に合わせて、空冷方式または水冷方式からお選びいただけます。
また、試験方式に応じて時間固定制御や温度目標制御(Tvj,Tc)を行っていただけます。

POINT02エスペック独自の試験アルゴリズムにより効率的な試験を実現

パワーサイクル条件のOFF時間を有効活用することで、1台の電源装置を使い試験時間の短縮が可能です。
また素子が故障しても、その素子のストレス印加を飛ばして他の素子は試験を継続します。

POINT03独自の定電流ユニットによるストレス電流の高速ON/OFF制御

本装置は、試験条件に応じて印加方式を定電流モードと定電力モードの2種類から選択いただけます。
定電流モードについては、弊社独自の定電流ユニットを搭載することで電流印加時のオーバーシュートの抑制が可能です。
これによりストレス電流を高速遮断し、電流OFF300μs以後でのTvj計測を実現しています。

POINT04過渡熱抵抗測定機能 ※現在開発中

構造関数によって、各構造部それぞれの熱特性評価が可能です。
時間と半導体チップの温度上昇特性のグラフを変換し、発熱源から放熱器までの単一熱経路における各材料の熱の伝わり方を傾きで表現した特性グラフを作成します。現在リリースに向けて準備中です。

仕 様

計測部
計測モード ベースモデル オプション
特性測定 温度特性測定
温度過渡応答測定
試験モード 時間固定制御
Tj温度制御
Tc温度制御
Vf制御
スーパーインポーズ
連続通電
印加モード 定電流モード
定電力モード
時間固定、Tj目標
解析モード 熱容量/熱抵抗(構造関数)
Tj/サイクル(継時データ)
page top