INDUSTRY
業界説明
環境試験ってなあに？
私達が手掛けている環境試験器。実際に目にしたことはありますか？恐らく無いと思います。それもそのはず、環境試験器が活躍するのは製品が世に出る前のモノづくりの現場。開発中の試作に温度・湿度・圧力など様々な負荷をかけることが環境試験器の役目です。試験器の中では北極のような極寒の地も、砂漠のような灼熱の環境も、アマゾンのような湿地も再現できます。様々な環境をシミュレーションし、どこまでの環境負荷に耐えられる製品か評価することで、私たちの身の回りにある製品の品質・安全性を証明しています。
実は身近な環境試験器
例えば皆さんが今持っているスマートフォン。家にある家電製品、道路を走る車など。身の回りで活躍している精密機器の開発には当社の環境試験器が用いられているかもしれません。私達が当たり前のように使用しているその精密機器、なぜ当たり前に利用できているかを考えたことはありますか？答えは、「防塵・防水性能」「〇年の使用が可能」「〇kgの衝撃に耐える」など、品質・安全性の証明をメーカーが行っているから。その安全安心の裏に、環境試験器の活躍があることを覚えていただければ幸いです。
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様々な環境を再現
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温度 -
湿度 -
圧力 -
光 -
電磁波
広範囲に渡る業界と取引し、技術革新を支える
公道を走る車にも空を駆ける飛行機にも、モノを生み出すうえで「試験」は欠かせない工程です。その試験に用いられる環境試験器はモノづくりにおいて必要不可欠。化学から宇宙まで幅広い業界との取引があります。あらゆる産業においての成長や推進を試験工程から支える存在、それが環境試験器です。
例えばこんな装置があります
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恒温恒湿器
温度は-70℃から180℃、湿度は5～98％rhまで調整が可能。私達が経験できないほどの極寒や灼熱の空間を生み出すことが出来ます。生産品の耐久性、信頼性実験に必要な装置です。
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全天候型試験ラボ
７つの環境因子（温度・湿度・雪・霧・雨・光・風）を高精度に制御・可変し、降雪や降雨、霧などの気象環境に温度や光を加えた複合的な気象環境や、みぞれから雪、雨から霧への変化など“動的気象環境※”を創り出すことができます。
※動的気象環境：刻々と変化する気象環境のこと -
低酸素トレーニングルーム
低酸素空気発生装置によって低酸素状態を人工的に作り出し、その中でトレーニングおよび実験ができる設備です。高地トレーニングを行う高地環境の中でも、運動能力向上に大きく寄与する低酸素に注目し、圧力は大気圧のままで、高地と同じ酸素量にコントロールするという考え方に基づくのが低酸素トレーニングルームです。くわえて、研究にも用いられており、目的に合わせて低酸素環境を実現します。
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熟成庫
ハム・サラミ・ソーセージなどの加工肉には熟成工程が欠かせません。エスペック独自の温湿度制御方式により高精度な温湿度運転を行うことで、庫内のどこでも均一に熟成が進み、食材位置の入れ替えが不要、ムラのない仕上がりを実現します。
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VidePro（ヴィードプロ）
最大で約－90kpa（G）まで減圧することで、低温（+60℃や+70℃）で沸騰状態を創り出すことができます。肉や魚を過加熱することなく、最も美味しくなる温度で、素早く食材を加熱します。
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植物育成装置
あらゆる条件を操る当社の試験器の技術は植物栽培にも用いられています。関係会社であるエスペックミック株式会社では森づくりや水辺づくりなどの環境エンジニアリング技術の一環として、長年に亘り植物育成のノウハウを培ってきました。そのノウハウを活用し、植物生産システムから人々の『食の安全』に貢献しています。
サービス
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業界初のアフターサポート
当社では「製品をお届けした後からお客様とより深いお付き合いが始まる」と考えています。世界中どこにいても安心してお使いいただけるように、国内外の代理店に加え、当社のフィールドエンジニアリング部門がアフターサービスはもちろんのこと、製品の予防保全を行っています。お届けした製品がいつもベストな状態で稼働できるように改善改良の提案を行うなど、お客様の価値を高めるサービスを目指しています。
サービス：業界初！製品５年間無償保証・故障リスクを低減する「保守契約サービス」など -
受託試験
環境試験で培った豊富な経験と実績を活かし、信頼性試験の設計・実施から分析・評価、結果に対する改善提案までトータルなサービスを提供します。エスペックでは最新の環境試験器を取り揃えた試験所を全国で４か所に開設し、幅広い地域で信頼性を評価する試験を受託しております。
サービス：車載機器向け試験サービス（ドイツ自動車業界規格LV124対応）・二次電池向け試験サービス・バッテリー安全性試験・充放電評価