個別空調機能付

充放電試験専用恒温槽

ADBC-Next series

従来装置とは一線を画す充放電用恒温槽の進化系

1台の恒温槽に複数個の電池を入れて充放電試験を行う場合、温度分布の偏りと電池の発熱によって、
各電池の熱履歴が異なることが評価の妨げとなっています。
これら課題に対し従来にはない「マルチエリア温度制御(特許出願中)」を搭載した“ADBC-Next ”をご提案します。

試験カテゴリー(セル用)
  • 充放電試験

製品の特長

サイクル特性・寿命評価試験における
再現性・精度向上を強力にサポート

恒温槽内を複数のエリアに分割し、個別に温度制御が可能な「マルチエリア温度制御(特許出願中)」を搭載しています。充放電試験時の各電池の発熱に起因する温度偏差を小さくし、サイクル特性・寿命評価試験における再現性・精度向上に寄与します。

温度特性試験、定電流負荷特性試験における再現性・精度向上を強力にサポート

最大6chの「試料温度制御(オプション)」により、充放電試験中の電池表面温度を一定に制御します。
サイクル寿命算出(アレニウスプロットなど)での温度バラツキによる補正・調整が不要です。

低温環境下での電池表面温度バラツキを大幅に低減

従来の恒温槽と比較し、電池間の温度差を大幅に低減します。(無通電時:1/4、通電時:1/7)
出力特性試験やサイクル寿命試験における試験精度の向上に寄与します。

仕様事例

分類 項目 仕様・特長
性能 温度範囲 -40℃ ~ +100℃
温度分布 ±0.5℃(無試料、空気温度制御時、槽内治具設置時のエリアごとの空気温度にて)
許容発熱負荷 500W(空気温度制御時、-20℃にて)
寸法、重量 内法 W800×H790×D525mm(部分突起を除く)
電池設置エリア寸法 W210×H130×D300mm/エリア トータル6エリア
外法 W1000×H1980×D1155mm(部分突起除く)
W1000×H2196×D1245mm(部分突起含む)
重量 450kg
装備品
オプション
放圧ベント φ100mm
試料温度制御 適用温度範囲:-20℃ ~ +60℃
中継モジュール 試験槽背面貫通方式にて槽内配線レスに対応
各種安全装置 熱検知器、煙検知器、CO2消火器、ガス検知器(H2、CO)、給排気ダンパ

推奨オプションパッケージ

万一のために!
実績多数の消火装置搭載パッケージ

充放電試験に不可欠なCO2消火器と給排気ダンパを搭載したパッケージです。
槽内に設置した熱検知器の温度が設定値を上回ると、自動的に消火剤を噴射します。また、CO2消火器噴射後は槽内が低酸素濃度雰囲気となるため、給排気ダンパーにより外気を取り込み、槽内を換気することで安全に槽内へアクセスすることができます。

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