サステナビリティレポート2024


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透明性のある公正な経営コンプライアンスリスクマネジメント基本的な考え方当社は、遵法だけでなく、社会規範を尊重し、社会の常識や道徳観・倫理観に反しない企業活動に努めています。また活動を行う国や地域によって法律上の格差がある場合には、より社会性の高い内容を定めた法律の適用を自らに課すこととしています。こうした考え方は、THEESPECMINDの「宣言」や「経営理念」などに明記されています。「エスペック行動憲章・行動規範」の浸透・周知徹底「エスペック行動憲章・行動規範」の社内への浸透・周知徹底を図るため、Webサイトに掲載し、社内外に公表しています。また、エスペックグループの全社員を対象として毎年社内教育を行っています。2023年10月には、時代に対応した内容へと改定し、社内規定化しました。コンプライアンス通報窓口の設置「コンプライアンス通報規定」を制定し、社員はもとより、お客さまや取引先さまなど社外の方からも広く通報を受け付けるコンプライアンス通報窓口を社内外に設置しています。通報を行ったことを理由とする通報者への不利益な取り扱いは一切行いません。これにより、不正行為などの未然防止および早期発見・解決を図り、コンプライアンス体制のさらなる強化に努めています。インサイダー取引に関する教育「内部者取引(インサイダー取引)管理規定」を制定し、役員および社員等による違法なインサイダー取引の未然防止に努めています。全社員を対象として毎年社内教育を実施しており、インサイダー取引に関する基本的な知識の習得を図るとともに自社の関連規定の再確認を行っています。リスク管理体制リスク管理委員会では、所管部門や検討部会で識別・評価された全社的なリスクの審議・承認を行っています。リスク管理委員会は、内部統制システム委員会と一体で運用し、サステナビリティ推進本部と連携することで、リスク管理の徹底を図っています。個別リスクについては、対応方法を「リスク管理規定」危機対応規定」などに定めるほか、必要に応じて取締役会や関連会議体で評価・検討し、所管部門で適切・迅速に対応します。情報セキュリティ・個人情報保護情報セキュリティの確保と情報の有効活用を目的に「情報セキュリティ基本方針」情報セキュリティ管理規定」個人情報保護規定」特定個人情報管理規定」を制定し、各種情報の適切な管理を推進しています。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際認証規格「ISO27001」の認証を取得しており、毎年全社員を対象とした情報セキュリティ教育を実施しています。内部統制システムに関する基本的な考え方・整備状況基本方針として、意思決定および業務執行が法令・定款・社内規定を遵守し適正に行われるために、必要な体制・制度を整備し、社会やステークホルダーに信頼される会社であり続けることと定めています。また、グループ各社に関しても、各社の規模・状況に応じた適正な内部統制システムの構築を目指しています。2020年度には、取締役を委員長とする内部統制システム委員会を設置し、内部統制の有効性評価および内部統制に関する基本方針やコーポレート・ガバナンスに関する重要事項について審議し、必要な事項を取締役会に付議または報告しています。なお、2024年4月、内部統制システム整備の基本方針を一部改定しました。取締役報酬などのガバナンス情報や、コンプライアンス、リスクマネジメントに関する各種情報はサステナビリティサイトのガバナンスページでご覧いただけます。https://www.espec.co.jp/sustainability/management/47ESPECCORP.SustainabilityReport2024


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