エスペックレポート2025


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顧客満足の向上と製品の品質・安全保守契約サービスにネットワーク機能を標準化2023年度より、保守契約サービスのメニューにモバイル端末・クラウドネットワーク機能を標準化しました。ネットワーク機能により、装置から離れたオフィスや自宅からでも装置の運転状態を確認できます。装置の異常発生時にはお客さまにメールでお知らせするとともに、当社も同時に異常を検知し、遠隔診断などにより装置の早期復旧をサポートします。また、SIMを搭載したモバイル通信端末を貸し出すことで、お客さまの社内ネットワーク接続やLAN設備工事が不要になり、導入の負担を軽減しています。装置管理業務のDXの推進や、装置を安心してお使いいただくための予防保全対応(年1回の点検、摩耗部品の交換)、修繕費の定額化によって、お客さまの装置管理業務の「面倒くさい」を解決します。お客さまの事業所の装置をトータルにサポート「事業所まるごとメンテナンス」装置の保守メンテナンスにとどまらず、装置・周辺機器の設置からフロン回収、製品リサイクル(廃棄)まで、環境試験器のライフサイクルをトータルでサポートする「事業所まるごとメンテナンス」を提供しています。装置管理における負担軽減や保全・運用コストの最適化に貢献します。質の向上を図るため、IVR(音声ガイダンス)を新たに導入しました。また、適切な電話対応や製品知識に関する社内教育を定期的に実施しています。Webサイト製品情報ページの利便性向上Webサイトの製品情報ページにおいて、お客さまから特にお問い合わせが多い情報にスムーズにアクセスいただける機能を追加しました。また各種試験規格や試験ニーズに適した製品のカスタマイズ事例を多数紹介しており、お客さまからご好評の声をいただいています。「xEVテスティング・イニシアティブ」で協賛講演を実施2024年10月、電動車の品質・安全・信頼性に関する国内唯一のビジネスカンファレンス「xEVテスティング・イニシアティブ」において、当社社員が講演を行いました。本カンファレンスは、当社上席顧問の佐藤登(名古屋大学未来社会創造機構客員教授)が副委員長を務める「xEVテスティング技術を考えるステアリングコミッティ」が主催しており、当社は協賛しています。講演では、「車載バッテリーにおける安全性試験」について紹介しました。アフターサービス認定制度エスペック信頼性セミナー当社では高度な専門技術力を持つサービスエンジニアの育成に向け、世界共通の評価基準に基づくアフターサービス認定制度を導入しています。当社のサービスエンジニアに限らず、代理店、協力会社のサービスエンジニアも対象に、技能力、技術力、公的資格の取得により3段階の認定資格を付与し、サービスレベルの平準化と向上を図っています。また、3年ごとに更新試験を行い、最新かつ高水準のサービスレベルの維持にも取り組んでいます。カスタマーサポートデスクカスタマーサポートデスクでは、製品の購入前から製品廃棄に至る全てのシーンにおいてワンストップで問題解決できる体制を整え、お客さまのさまざまなお問い合わせにダイレクトにお応えしています。Webサイトでの情報の充実を図るほか、お客さまへの応対品信頼性試験における有益な情報をお客さまに提供する活動として、信頼性セミナーを毎年開催しており、2024年度はウェビナー形式で実施しました。二次電池の最新試験評価と欧州電池規則への準拠対応」をテーマに講演を行い、約300名のお客さまにご参加いただきました。技術者向け情報サイト「TestNavi」技術者のための信頼性技術の専門情報サイト「TestNavi」を開設しています。環境試験のノウハウや信頼性試験の基礎から最新の試験動向まで、お客さまに役立つ情報をタイムリーにお届けしています。また、無料のメールマガジン「TestNavi通信」では、技術レポートや製品・サービス紹介などを定期的にお届けしています。2025年3月末現在における会員登録者数は、24,772名となりました。31ESPECREPORT2025


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