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人権/労働安全衛生人権の尊重人権方針の策定当社の企業理念「THEESPECMIND」の「宣言」において、私たちが良き社会の一員として約束することとして「人権」を掲げ、人権尊重の考えを明確にしています。また、エスペックに所属するすべての役員および社員に適用する企業行動原則と行動基準である「エスペック行動憲章・行動規範」においても「基本的人権を尊重し、社内外において、性別・年齢・国籍・人種・民族・肌の色・宗教・信条・社会的地位・婚姻の有無・性的指向や性自認・病歴・ウイルス等への感染の有無・障がい等による差別的取扱、言動は一切行わない」旨を定め、毎年の社内教育を通じて周知徹底を図っています。ハラスメントの防止セクハラやその他の差別待遇、いやがらせ行為などに関する連絡・相談窓口を設置しています。2020年度には「ハラスメント防止規定」を制定しました。また、ハラスメントの未然防止に向けて継続的な社内啓発を行っており、2024年度は管理職などを対象としてハラスメントの防止ついて学ぶ研修を2回実施しました。29ESPECREPORT2025社員の健康と安全の確保安全衛生活動方針安全衛生活動方針として「全員参加で職場のあらゆる危険・有害要因を排除し、労働災害ゼロを目指すとともに、安全で安心して働ける快適な職場環境づくりを行う。また、交通安全運動の展開と教育の徹底により交通事故ゼロを目指す」を掲げ、社員の心身の健康に配慮した安全で快適な職場環境づくりに取り組んでいます。安全衛生活動安全衛生活動を推進する組織として、労働安全衛生法に基づいた安全衛生委員会を設置しています。委員会は毎月開催し、安全衛生管理・安全運転管理に必要な施策についての調査・審議・立案のほか、委員による職場の安全パトロールを実施するなど、労働災害の撲滅や労働環境の改善に取り組んでいます。社内の安全衛生サイトでは、災害発生件数を毎月更新しているほか、具体的な災害発生事例についての情報を掲載し、社内共有を図ることで、社員の安全意識の向上に取り組んでいます。交通事故防止の対策としては、安全運転適性検査の実施や安全運転講習会による啓発活動に取り組んでいます。また、工場においては緊急時の応急手当知識と技術を習得するための普通救命講習を実施しています。2024年度の労働災害件数(不休災害を除く)は0件、労働災害度数率※は0です。※休業災害被災者数/延べ労働時間数×100万時間P20非財務データ(労働災害件数・労働災害度数率)メンタルヘルスケアの推進心の健康問題への対策として、社員が自己の状況を確認できるストレス診断の実施や、電話やWeb、対面による相談窓口の設置などを行っています。また、毎年、全社員を対象にメンタルヘルス・ストレスチェックを実施しています。2024年度は管理職などを対象に、ストレスチェック組織診断結果に関するフィードバック研修を実施しました。