医薬品コールドチェーンソリューション(試験サービス)

医薬品輸送用保冷箱・
保冷庫の性能評価
保冷箱(庫)・
性能評価サービス

医薬品のGDPガイドラインの発行、新型コロナワクチンやバイオ医薬品の保管・輸送時の温度管理の厳格化に伴い、保管・輸送用の保冷剤式保冷箱や冷凍機付保冷庫の様々な温度環境下の性能評価サービスを提供します。

医薬品の保管・輸送時の温度管理の厳格化に対応し、
保冷箱(庫)の性能評価をサポート

医薬品コールドチェーンを支える保冷剤式保冷箱(ボックス)、冷凍機付保冷庫などは、医薬品や再生医療細胞など保管や輸送中の温度管理を厳格に対応する必要があります。特に、保冷箱に破損などあると、保冷能力を悪化や温度維持能力を低下させます。そのため、保管・輸送用の保冷箱や保冷庫は、様々な温度環境下での定期的な性能評価が重要となっています。
当社は、長年の受託試験サービスによる経験とノウハウでお客さまの性能評価をサポートいたします。当社の試験所は、ISO/IEC17025の基準に適合した試験所として認定されており、保冷箱等の性能評価のための適切な試験方法をご提案いたします。

試験サービス

保冷箱(庫)の性能評価
(性能比較、互換性試験)

恒温恒湿槽や恒温恒湿室を用いて、複数の保冷剤式保冷箱や冷凍機付保冷庫を同時に様々な温度環境下で温度維持能力を検証します。検証結果は、レポートを提出します。

保冷庫の性能評価の様子

保冷箱(庫)の
性能評価サービスメニューの一例

サービスメニューの一部を紹介します。
当社では様々な環境下で保冷箱(庫)に求められる性能評価を行っております。

保冷箱(庫)の高温性能評価 保冷箱(庫)を使用中の最大周囲温度時(夏場)の48時間後の内部温度保持能力を評価します
保冷箱(庫)の低温性能評価 保冷箱(庫)を使用中の最小周囲温度時(冬場)の48時間後の内部温度保持能力を評価します
温度到達時間の評価 最大周囲温度時(夏場)の設定温度への到達時間を評価します
保冷箱(庫)の互換性評価 複数の保冷箱(庫)の性能し互換性を評価します
保冷箱(庫)の破損評価 外観やサーモビュアーを用いて、保冷箱(庫)の破損による冷気漏れを評価します

評価事例

冷凍機付保冷庫の性能評価

  • 試験項目:高温・低温性能評価試験、温度到達時間の評価
  • 試験温度:高温:30℃、低温:10℃(性能評価試験)
  • 温度測定点:保冷箱内の3点の温度(上部、中央、下部)
  • 破損(冷気漏れ)評価:外観およびサーモビュアーによる評価

冷凍機付保冷庫の評価結果レポートの一例

左右にスクロールしてご覧ください

試験項目 試験温度 保冷庫
仕様範囲
結果 判定
高温性能試験
(設定+5℃)
30℃ 2~8℃ 4~7℃ OK
高温性能試験
(設定-20℃)
30℃ -25~-15℃ -23~-21℃ OK
低温性能試験
(設定+5℃)
10℃ 2~8℃ 4~7℃ OK
低温性能試験
(設定-20℃)
10℃ -25~-15℃ -23~-20℃ OK
温度到達時間
の評価
30℃ 150分 105~115分 OK

冷凍機付保冷庫の性能評価データの一例

高温性能試験(+5℃設定)
高温性能評価(-20℃設定)
温度到達時間の評価(-20℃設定)
冷気漏れの確認(サーモビュアー観察)

お問い合わせ

性能検証サービスのお問い合わせは、下記の電子メール宛にお願い致します。

評価サービスに関する問い合わせ先

エスペック(株)開発本部 事業開発グループ
Email:life@espec.co.jp

医薬品コールドチェーンに関する
お問い合わせ先

エスペック(株)開発本部
開発部 事業開発グループ

大阪市北区天神橋3-5-6