VOC放散試験チャンバー VOC-010・020・070・120・240(Japanese)

健康で安全な生活環境を実現するために、シックハウス(シックビルディング)症候群の原因とされる揮発性有機化合物(VOC)の研究が進んでいます。厚生労働省では、室内空気感染に関わるガイドラインとして、VOCに対する室内能動指針値が策定されており、また環境省においても、VOCの排出規制などの施策を講じています。そこで、様々な分野で揮発性有機化合物(VOC)の測定分析に対応するために、チャンバー容積が1m3(小型チャンバー法 - JIS A 1901 に準拠)から最大24m3まで5種類のチャンバーをラインアップ。また、エスペックでは、VOCの化学分析やデータ整理のサポートもお手伝いします。


>> P.6

バックグラウンド濃度でTVOC値、20μg/m3以下を確保(VOC-010・020)VOC放散試験チャンバーには、有機物質低放散性および低吸着性素材を使用するとともに、外気に含まれる不要なガスを取り除く高性能清浄空気生成ユニットを装備。常に清浄な空気が連続供給され、試験開始前のバックグラウンド濃度をTVOC値で20μg/m3未満(VOC-010・020)、また大形タイプ(VOC-070・120・240)においても50μg/m3未満を確保しています。Utility●バックグラウンド濃度測定における測定対象物質2-ブタノンヘキサン酢酸エチルクロロホルム1,2-ジクロロエタン2,4-ジメチルペンタン1-ブタノールベンゼン1,2-ジクロロプロパンブロモジクロロメタン2,2,4-トリメチルペンタントリクロロエチレンヘプタン4-メチル-2-ペンタノントルエンジブロクロロメタン酢酸ブチルオクタンテトラクロロエチレンエチルベンゼンm-キシレン、p-キシレンスチレンo-キシレンノナンα-ピネン3-エチルトルエン4-エチルトルエンメシチレン2-エチルトルエンβ-ピネン1,2,4-トリメチルベンゼンデカン1,4-ジクロロベンゼン1,2,3-トリメチルベンゼンリモネンノナナールウンデカン1,2,4,5-テトラメチルベンゼンデカナールドデカントリデカンテトラデカンペンタデカンヘキサデカン●加熱処理によるバックグラウンドの確保加熱処理事例型式VOC-010VOC-240試料ゴムシート(0.15m2)断熱用発砲スチロール(52.8m2)試験条件65℃/5%rh0.5回/h28℃/50%rh0.5回/h試験最終時のTVOC値加熱処理後TVOC値20,000μg/m3<20μg/m32,350μg/m3<20μg/m3GC-MSチャート200000VOC-010VOC-24015000010000050000VOCTIC*1.0006.010.020.030.036.0リテンションタイム(min.)5


<< | < | > | >>