>> P.12
エスペックのマテリアリティ(重要課題)マテリアリティの特定プロセスマテリアリティ(重要課題)の特定にあたっては、まず、GRIスタンダードやSDGs(持続可能な開発目標)、外部調査などを参照し社会課題を抽出しました。次に、抽出した課題について、THEESPECMINDやESPECVision2025との整合性などの観点から、持続的成長を図るために当社の取り組むべき課題の選定を行いました。これらの選定した課題について執行役員会で協議・決定し、当社のマテリアリティとして特定しました。なお、マテリアリティは、社会の変化に合わせて柔軟に見直しを行っていきます。STEP1社会課題を抽出STEP2当社における重要性から課題を選定STEP3マテリアリティの特定マテリアリティリスクと機会2024年度KPI●先端技術分野の製品サービスの売上拡大●技術開発力の強化●グローバルマーケティングの強化●社会課題の解決に貢献する新規事業の創出と拡大【リスク】【機会】●自社製品の優位性と売上の低下●新技術の台頭に伴う既存ビジネスモデルの陳腐化●先端技術分野での自社製品の優位性向上●新たな環境創造技術による新市場の獲得【リスク】【機会】●グローバルな政治・経済不安による収益への影響●グローバルでの収益拡大と安定した収益確保【リスク】【機会】●既存ビジネスへの依存による成長の鈍化●ステークホルダーからの評価低下●新たな収益源の確保●ステークホルダーからの評価向上●先端技術分野を中心とした製品サービス売上高の拡大連結売上高650億円●地政学リスクを考慮した地域別売上構成比の適正化●新規事業の創出・育成●グローバルサプライチェーン強化(安定調達)●サステナブル調達●テクノロジーの活用(IT・AI)●中核工場(生産機能)の強化、モノづくり改革【リスク】【機会】【リスク】【機会】●グローバルな政治・経済不安による調達および収益への影響●サプライチェーンにおける人権侵害●安定した調達の実現●地政学リスクやサステナブル調達を考慮したサプライチェーン構築●棚卸資産の適正化●納期の長期化による機会損失●製品品質のばらつき、製品の優位性低下●生産能力の拡大、製品品質の均一化、納期短縮、製品の優位性向上●IT・AIの活用による労働生産性の向上●国内の生産能力増強●顧客満足の向上●地球温暖化対策●生物多様性保全●働きがいの創出、エンゲージメントの向上【リスク】【機会】●自社製品の優位性と収益の低下●先端技術分野における顧客接点の減少●競合との差別化による自社製品の優位性向上●先端技術分野における顧客ニーズの獲得【リスク】【機会】●環境規制に対応できないことによる製品の売上減少●エネルギーコストの増加●環境性能に優れた製品・サービスの普及拡大●環境保全事業および植物育成装置事業の売上増加【リスク】【機会】●社会的評価の低下●環境保全事業および生物多様性ビジネスの売上拡大●社会的評価の向上【リスク】【機会】●企業文化の悪化●労働生産性の低下、人材の流出●組織の活力・労働生産性・モチベーションの向上●顧客ニーズに対応した新製品・サービスの提供●予防保全サービス(ネットワークサービス)の拡大●QMS(品質マネジメントシステム)のグローバル展開●P252024年度環境目標「地球温暖化対策」参照●P252024年度環境目標「生物多様性保全」参照●企業理念・ビジョンの共有、浸透●マネジメントスタイルのアップデート、1on1ミーティング●人事評価制度の刷新●エンゲージメント調査の実施全体結果前年度比改善●社員への成長・活躍機会の提供【リスク】【機会】●社員のスキルの陳腐化や専門知識不足による変化対応力の低下●企業の持続的な成長力の低下●高い能力のある社員を原動力としたさらなる成長●中核的人材の継続的育成●能力開発におけるサポート体制の充実化●次世代経営幹部育成ジュニアボードの実施完了●グローバル人材、DX人材の確保・育成●ダイバーシティ&インクルージョン(女性、シニア、外国人、障がい者、LGBTQ)【リスク】【機会】●人材の属性やスキルの偏りによるイノベーション力の低下●対応が遅れることによる社会的評価の低下●クリエイティブな組織によるイノベーションの創出●社会的評価の向上●女性管理職の育成女性管理職比率10%以上●障がい者雇用の推進障がい者雇用率2.5%以上●人権の尊重、社員の健康と安全の確保【リスク】【機会】●社会的信用の失墜●健康不良による労働生産性の低下、人材の流出●社会的信用の確保●労働生産性の向上、優秀な人材の確保●ハラスメント教育の実施1回以上●業務負荷低減に向けた取り組み推進●健康経営の全社方針策定●透明・公正な経営(コーポレートガバナンス・コンプライアンス)【リスク】【機会】●社会的信用の失墜、企業価値の低下●意思決定の透明性の確保、持続的な成長●ステークホルダーからの信頼獲得●コーポレートガバナンス・コードの全原則遵守●国内外グループにおける行動憲章・行動規範の浸透グローバルな事業を通じた社会課題解決責任ある製品サービスの提供環境への配慮多様な人材の確保・育成グループガバナンスの強化11ESPECCORP.SustainabilityReport2024