エスペックレポート2025


>> P.9

3非財務戦略(ESG)人的資本の最大化に向けた取り組みを推進企業価値の向上に向けては、財務的側面だけでなく、非財務的側面(ESG)への取り組みも不可欠です。中でも、私が特に重要視しているのが「人的資本」です。会社にとって「人」が中心であり、「人」重視の経営こそが会社発展の原動力だと考えているからです。当社の人的資本の最大化に向けた取り組みは下図の通りですが、「PRO-GRESSIVEPLUS2027」では特に、経営の基盤となる人・組織の力を高めるため、人材の獲得と育成の両面での取り組みを強化するとともに、オープンなコミュニケーションを促進し、従業員の働きがいの創出とエンゲージメントの向上を図ります。また、当社は、ダイバーシティ&インクルージョンに継続して取り組んでいます。2025年4月の女性管理職比率は9.8%となり、前中期経営計画の目標である10%をほぼ達成することができました。新中期経営計画では、2027年度目標を20%以上としました。引き続き、多様な社員が活躍する活気あふれる組織を目指して取り組んでいきます。環境への取り組みでは、地球温暖化対策と生■人的資本の最大化に向けた取り組み物多様性保全を重点テーマとして活動を推進しています。2024年度は、環境試験器のグローバルスタンダードモデルである恒温(恒湿)器「プラチナスJシリーズ」において、消費電力を最大70%低減したECOタイプを発売しました。また、研究開発拠点「神戸R&Dセンター」が全国みどりの工場大賞の「経済産業大臣賞」を受賞できたことも嬉しいニュースでした。今後は、2026年度から2027年度までの第8次環境中期計画PlusⅡの策定を予定しており、環境への取り組みをさらに加速させていきたいと考えています。また、ガバナンスにおいては、グループガバナンスやリスクマネジメントの強化に加え、人権方針の策定やハラスメント防止などに取り組んでいきます。当社は「PROGRESSIVEPLUS2027」でのさまざまな戦略・施策を通じて、筋肉質で持続可能な高利益体質への転換を図り、10年先も環境試験の世界的トップランナーであり続けたいと考えています。引き続きご支援を賜りますよう、心からお願い申しあげます。企業文化の良質化/組織マネジメント●ラウンドアップ研修会、ダイレクトコミュニケーション、全社イベント、1on1ミーティング、さん付け呼称●エンゲージメント調査、人材アセスメント、360°サーベイ●チャレンジを生み出す評価制度個の成長支援●キャリア研修●語学学習支援●リカレント教育●通信教育会社●多彩な成長支援●活躍機会の提供経営戦略と連動した人材育成●次世代経営幹部の育成●グローバル人材●DX人材、デジタル人材企業価値の向上成長の喜びをシェア従業員と経営が一体化し活気にあふれている従業員●自律的な成長●働きがいダイバーシティ&インクルージョン社員の健康と安全の確保●女性社員、シニア社員活躍推進●健康増進、メンタルヘルスケア●障がい者雇用率の向上●人権、ハラスメント教育決算説明会中期経営計画や業績などの詳細(動画・資料)は、IRサイトの決算説明会ページでご覧いただけます。ESPECREPORT202508


<< | < | > | >>