結露サイクル試験装置 DCTH-71・101・201(Japanese)

漏電やマイグレーション、腐食、誤作動など、結露に対する信頼性評価を短時間に高精度で対応します。タブレットパソコンやスマートフォンなどのモバイル機器は、さまざまな温湿度環境の中で用いられながらも、高い信頼性が求められています。ン湿度変化による結露の発生は、性能・機能に影響を及ぼし、漏電やマイグレーション、腐食、誤作動などの原因となります。結露に対する信頼性評価は、エレクトロニクス製品の開発段階において欠かせない評価テーマです。「結露サイクル試験装置」は、実環境における結露/乾燥状態を短時間に高精度で繰り返して再現し、より正確な試験を実現します。


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特長理想の結露/乾燥環境をシミュレート短時間に高精度で結露/乾燥を再現テストエリアの上下に備えた高温恒湿器、低温恒湿器から、テストエリアへ精密制御した温湿度エアーを送り込み、短時間で結露/乾燥状態を高精度に再現し、効率の良いサイクル試験が行えます。実環境に近い結露状態優れた温湿度分布性能と風速分布性能が、試料に均一な結露を発生させて、実環境に近い結露状態でより正確に試験を実現します。試験を中断させることなく連続運転が行えます高温恒湿器、低温恒湿器それぞれにデフロスト機能を備え、デフロスト時には運転停止側を作動させることで、試験を中断することなく、つねに連続サイクル試験が行えます。試験終了後はテストエリアを常温にもどします試験終了後のテストエリアは、正確な試験結果を得るために自動的に常温(乾燥状態)にもどされます。これにより、オペレーターや試料・試験装置保護にも役立っています。結露時間を任意に設定結露時間や結露分布に大きな影響をおよぼす風速を任意設定できる、風速可変装置を高温恒湿器に装備しています。試料への通電が行える外部出力端子を用意(オプション)マイグレーションの評価に欠かせない通電試験のご要望にお応えして外部出力端子を用意。コントローラーのタイムシグナル設定機能に連動して、試験中に任意のタイミングで試料への通電が行えます。高温恒湿器テストエリア低温恒湿器●「結露」と「乾燥」のプロセス試料表面温度の変化外囲温度の変化高温さらし低温さらし④③②①低温側の温度結露乾燥①試験装置内の温湿度を急激に上げると、空気より熱容量が大きい試料は、周囲より温度上昇が遅く、そのため温度差が生じ結露が発生する。②露点温度に到達すると露は蒸発しはじめる。③湿球温度で平衡状態となる。④乾球温度(高温高湿側の温度)に到達すると、試料表面の露は完全に蒸発、乾燥状態になる。※低温↔高温高湿を繰り返すことにより、結露」↔「乾燥」を繰り返し再現することができる。2


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