第72期中間株主通信


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お客さまインタビュー公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団三次元半導体研究センター最先端半導体の研究開発、試作、評価・解析を一貫して支援する国内唯一の公的機関三次元半導体研究センター様の事業内容を教えてください。当社の環境試験器をお選びいただいた理由と使用用途を教えてください。三次元半導体研究センターは、最先端半導体の開発・製品化を推進するため、研究開発から試作、評価・解析までを一貫して支援する国内唯一の公的機関です。福岡大学半導体実装研究所など産学官連携による共同開発も積極的に行っています。5GやAI、自動運転の普及に伴い、半導体の高性能化が進んでいます。半導体は回路が微細化するほど性能が向上しますが、すでに微細化は数ナノメートル(10億分の1メートル)まで進み、限界を迎えつつあります。そのため、当センターが持つ複数の半導体チップを積み上げる「三次元実装技術」が性能向上につながると注目を集めています。環境試験器といえばエスペックさんだと思っています。環境試験器の業界標準であり、製品への信頼感があります。当センターでは、御社の装置を用いて、新しい実装技術の信頼性評価として国際的な試験規格であるJEDEC規格をベースとした環境試験を行っています。また、自動車関連で用いられる半導体の信頼性評価では、-50℃~+150℃の厳しい温度環境下での試験を行っています。今後は発熱や電気的な計測・評価など、より複合的な試験が求められてくると思います。これからもエスペックさんとより良い関係を築いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。三次元半導体研究センター(福岡県糸島市)三次元半導体研究センター長末次正様、副センター長野北寛太様、三次元半導体部長(兼)社会システム実証部長小野昌志様(左から)当社の冷熱衝撃装置を用いて半導体パッケージの信頼性試験を実施する様子ESPECCORP.6


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