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環境経営環境経営の推進による持続可能な社会への貢献「企業は人々の幸せを支援する社会的な存在である」エスペックの企業活動の根底にあるこの考えは、環境問題へ取り組む姿勢にも色濃く反映されています。当社は、地球温暖化対策をマテリアリティ(重要課題)の一つと位置づけ、2030年度までの温室効果ガス排出量削減目標を設定しています。この目標は、国際的なSBTイニシアチブより科学的根拠に基づいた目標であると認められ「SBT(ScienceBasedTargets)」の認定を取得しています。温室効果ガス排出量の削減に向けては、環境配慮型製品の開発や再生可能エネルギーの導入などに取り組んでいます。2021年度には、所有する国内事業所で使用する全ての電力を再生可能エネルギーに切り替えました。また情報開示においては、国際的な非営利団体CDP※の気候変動調査において、8段階評価のうち上位から3番目の「Bスコア」に5年連続で認定されています。生物多様性保全では、神戸R&Dセンターが生物多様性に配慮した事業所として「いきもの共生事業所(ABINC)認証」と環境省「自然共生サイト」の認定を取得しています。また、2024年度緑化優良工場等表彰制度(通称:全国みどりの工場大賞)において「経済産業大臣賞」を受賞しました。創業75周年記念事業「エスペック50年の森」づくりでは、林野庁の「法人の森林制度」を活用し、兵庫県三田市にある国有林で50年間にわたり森を育成する取り組みを行っています。加えて、京都府福知山市大江町毛原自治会と森林利用保全協定を結んで取り組んでいる「毛原の森づくり活動」や、地球環境保全に関する研究を支援する公益信託「エスペック地球環境研究•技術基金」など、多彩な活動を行っています。※CDP企業や都市の気候変動などの環境問題対策に関する取り組みを調査し、投資家向けに情報開示を行っている国際非営利団体「エスペック50年の森」づくりでは、計12,000本の苗木を植樹全国みどりの工場大賞において「経済産業大臣賞」を受賞公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」授与式ESPECCORP.COMPANYPROFILE20