真空オーブン VAC ライトスペック真空オーブン LCV(Japanese)

脱泡、脱気、硬化、乾燥などの真空熱処理に最適です。真空環境下では、沸点・乾燥温度が低くなるため、熱に弱い試料の熱処理にご使用いただけます。真空オーブン VACは、高い温度性能に加え、槽内の密閉性と断熱性を高めたことによる省エネを実現しています。また、圧力と温度制御を組み合わせて自動制御するプログラム運転など、先進の機能と使い易さを叶えたコントローラーを搭載しています。さらにCEマーキングに適合し、グローバルな時代に相応し充実した安全設計を施しています。


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特長数々の省エネ機構と広がる真空加熱処理への対応。真空オーブン徹底した省エネ機構扉ロックや函体構造変更、断熱材の改善などにより、槽内の密閉性と断熱性を向上させることで、消費電力を低減させました。密閉性と断熱性は、温度制御だけでなく圧力制御にも大きく影響を与え、VAC-101では最大40%の省エネを達成いたしました。また、密閉性が優れたことにより設置環境への温度上昇も防ぐことができました。脱泡・脱気・硬化・乾燥など幅広い用途LEDの生産工程における樹脂液混合時やシリコンゴム材液混合時の脱泡処理、さまざまな樹脂成形時の脱気処理、ハイブリッドICのエポキシ注入時の硬化処理、電子部品の洗浄後の乾燥など、電子部品の生産工程を中心に幅広い用途で活躍します。用途が広がる真空加熱処理真空環境(低圧環境)では沸点が下がり、低い温度での乾燥が行えます。これにより高温乾燥ができなかった試料へも、真空乾燥により低い温度での乾燥処理が行えるようになりました。さらに、真空やN2ガス置換により酸化を嫌う試料の熱処理・乾燥やガス置換を繰り返すことで槽内の不純物をなくし、クリーン環境での熱処理・乾燥も行えます。JシリーズKシリーズ運転条件すぐれた温度分布性能を発揮する槽内二重構造真空容器の内側にさらに内槽を設けた二重構造。内槽の外周面にヒーターを設置することでヒートロスを少なくし、温度分布性能を向上。VACー101Pヒーター外槽圧力槽内槽補強材493521正面463型式:VAC-301P設定温度:+200℃設定圧力:1×102Pa外囲温度:+23℃測定点:9点(左図)測定回数:10回従来器VAC-301P56789分布●試験槽二重構造図+196.9+197.2背面+197.6左側面+190.4右側面+194.7天面+198.4底面+196.0±1.9扉観測窓強化ガラス※観測窓、非常停止スイッチはオプションです。省エネ率約20%省エネ率約40%従来器VAC-301P従来器VAC-101P2.01.51.00.50.0消費電力量(kWh)●真空ポンプ自動運転時の消費電力量比較用途事例:航空機用部品試験設定温度:+200℃設定圧力:267×102Pa●装置外観の表面部放射熱量データ(例)872+194.2正面5004504003503002502001501001500+193.6放散熱量(W)測定点測定温度(℃)3


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