2012年3月27日
昨年フルモデルチェンジした恒温恒湿器
「プラチナスJシリーズ」に新たに6器種を発売
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田 雅昭)は、昨年10月に次世代の国際標準器となる恒温恒湿器「プラチナスJシリーズ」を発売し、好評をいただいております。本年3月23日には、マイナス70度の超低温に対応する恒温恒湿器PSL・恒温器PG、冷却用にヒートパイプを搭載した高温高湿器PHP、5%rhの低湿度からの湿度範囲をもつ恒温恒湿器PDR・PDL、清浄度クラス5のクリーン恒温恒湿器PCRの6器種を新たに発売し、全器種をラインアップいたしました。
「ハイクォリティ」と「カスタマイズ性」を徹底的に追求した「プラチナスJシリーズ」は、「プラチナスシリーズ」の伝統である高い信頼性・性能・安全性はもちろんのこと、新たに開発したSmart R&D(冷凍&除湿)システム(注1)などにより大幅な省エネを実現しており、前モデルであるKシリーズとの比較で運転時消費電力量を最大70%削減(注2)しております。また、多様化するニーズに迅速かつ低価格で対応するため、オプションを豊富に取り揃えるだけでなく、設計・生産の両面から見直しを行うことで、設計工数の削減とカスタマイズ性・拡張性の大幅な向上を実現しました。
このたび新たに6器種を発売し、お客さまの幅広いご要望にお応えし、国内外において新規顧客の開拓と既存顧客の買い替えを促進してまいります。

【恒温恒湿器 プラチナスJシリーズ】
(注1) 冷凍回路を最適・緻密に制御する冷凍PID制御と、高精度の温湿度制御機能を備えた新しいN計装により、 温湿度域や運転状況に合わせて、冷却・加熱の両方を最小限のエネルギーで制御できる冷凍・除湿システム
(注2) プラチナスKシリーズとの比較で、PL-3J(+60℃/60%rh)の場合

Ⅰ 製品の主な特長

【超低温恒温恒湿器PSL・超低温恒温器PG】

  • 温度範囲-70℃を実現
    シリーズで最も低温の-70℃での試験が可能です。

【高温高湿器PHP】

  • ヒートパイプを搭載
    冷却方式にヒートパイプを採用し、電力を消費する冷凍システムを持たないため消費電力を大幅に低減できます。省エネ効果を最大に発揮する高温高湿器です。
  • 95℃/95%rhの試験が可能
    ヒートパイプによる制御は冷凍機による除湿の影響を受けないため、高温高湿域の制御範囲を広げました。
  • 試料の発熱負荷にも対応
    冷凍機を搭載している装置は、高温高湿域での運転時には許容発熱負荷が小さくなりますが、PHP型では85℃/85%rhでの運転時、試料からの600W(PHP-4J)の発熱にも対応できます。
  • 高温高湿試験の連続運転に最適
    高温高湿域において消費電力や消費水量を抑え、長期連続運転に適しています。
<ヒートパイプ構造図>

<温湿度域制御可能範囲(PHP)>
※無試料の場合

【低湿度型恒温恒湿器PDR・
低湿度型低温恒温恒湿器PDL】

  • 低湿度域を拡大
    独自開発の回転再生式除湿方式により、低湿度域を拡大(+60℃/5%rh)しました。また、低温度域の湿度域(+10℃/15%rh)も制御できます。低温低湿度範囲をさらに拡大(+5℃/5%rh)するオプションもご用意しています。
<温湿度制御可能範囲(PDR・PDL)>
※外囲温度が+23℃における無試料の場合
※+40℃以下の湿度運転において冷却器の着霜があるため、連続運転に制限があります。

【クリーン恒温恒湿器PCR】

  • クラス5のクリーン恒温恒湿器
    HEPAフィルターを採用し、恒温恒湿制御時にクラス5の清浄度を実現しました。

Ⅱ シリーズ構成

関連ホームページ:エスペックホームページ>製品情報
http://www.espec.co.jp/products/products.html

≪恒温恒湿器「プラチナスJシリーズ」に関するお問合せ先≫
エスペック株式会社(http://www.espec.co.jp
営業推進部 斎藤
TEL:06-6358-4751  FAX:06-6358-5176  E-MAIL:y-saitou@espec.co.jp
≪本リリースに関するお問合せ先≫
エスペック株式会社(http://www.espec.co.jp
総務人事部 総務グループ IR・広報担当
TEL:06-6358-4741  FAX:06-6358-6382  E-MAIL:ir-div@espec.jp