公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」第１４回授与式を開催

２０１１年９月１３日

公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」
第１４回授与式を開催

エスペック株式会社（本社：大阪市北区、代表取締役社長：石田雅昭）は、８月２５日、公益信託^（注１）「エスペック地球環境研究・技術基金」第１４回授与式を開催しました。
当基金では、地球環境保全のための調査研究や技術開発、緑化教育や啓発活動を行う団体の構成員またはグループに対してその費用の一部あるいは全額を助成する活動を行っており、この活動を通じて、さまざまな地球環境問題の克服に寄与することを目指しております。
２０１１年度は、１３テーマに対して計７００万円の助成を行い、１９９７年に公益信託を設立して以来１４年間で、１３８件、助成金の総額は７，１６０万円となりました。

公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」第１４回授与式

１．日時：２０１１年８月２５日（木）ＰＭ２：００～５：００
２．場所：エスペック株式会社本社
３．助成金：７００万円（研究分野１３テーマ）
４．助成対象者およびテーマ

【研究技術分野】

氏名(申請者）	学校名	学部・学科・研究科名	役職	研究テーマ
宇都宮聡	九州大学大学院	理学研究院化学部門	准教授	福島土壌汚染の改良のための土壌中セシウム化学状態顕微解析
岡島賢治	三重大学大学院	生物資源学研究科共生環境学専攻	講師	農地石垣の強度・崩壊要因解明と生態系保全機能計測
奥山隼一	京都大学大学院	情報学研究科	特定助教	センサ情報に基づく絶滅危惧種アオウミガメの行動圏と生息地利用の解明
岸和央	筑波大学大学院	生命環境科学研究科	博士後期課程3年	扇状地における自噴帯を利用した伝統的水利用システムの解明と持続可能な水利用システムの構築
佐々木千鶴	徳島大学大学院	ソシオテクノサイエンス研究部	助教	未利用木質資源からの効率的なバイオ燃料の生産に関する研究
上村真由子	日本大学	生物資源科学部森林資源科学科	助教	森林における落葉の無機化・細片化過程の解明
鈴木利孝	山形大学	理学部地球環境学科	教授	地球温暖化を加速する雪面アルベド低下と雪の汚れの関係
鈴木祐麻	山口大学大学院	理工学研究科環境共生系学域循環環境工学科	助教	ジーンズを用いた湖水からの大腸菌の除去～途上国への適用を念頭において～
高橋純一	京都産業大学	総合生命科学部	准教授	在来マルハナバチの人工増殖とそれを用いた環境調和型ポリネーション技術の開発
谷本潤	九州大学大学院	総合理工学研究院エネルギー環境共生工学部門都市建築環境工学研究室	教授	低炭素都市デザインに資する効率的な風通しと熱･水蒸気･ガス拡散のための都市空間構成手法の開発
中川弥智子	名古屋大学大学院	生命農学研究科	准教授	東南アジア熱帯雨林における木材腐朽菌の垂直分布
畑啓生	愛媛大学大学院	理工学研究科(生物系)	助教	養殖場人工基盤に成立したサンゴ群集を用いた周辺サンゴ礁の再生と、養殖場の影響評価
保田諭	北海道大学大学院	理学研究院化学部門	講師	単原子レベルでの触媒活性サイト制御導入と高機能燃料電池カーボン触媒の開発

授与式風景

（注１）公益信託とは、個人や企業が、自らの財産を提供し、地域の学生への奨学金の支給、学術研究や福祉事業への助成など、公益活動を行う制度です。