2010年9月27日
飲食店・レストラン向けへ
野菜育成装置「プラントセラー」を販売開始
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:進 信義)は、飲食店やレストランなどの販促・ディスプレイ用の機器として水耕栽培方式の野菜育成装置を開発し、10月より販売を開始いたします。
飲食店で使用する食材の安全性と新鮮さをアピールするなど、他店との差別化や来店動機の向上のために活用していただくことを目的としており、小さなスペースでも設置可能なコンパクトサイズ(69cm)で、レストラン従業員でも容易に育てることができる水耕栽培方式を採用しています。
日本国内では「食の安全確保」や「農産物の自給率向上・安定供給」などの観点から政府主導により最先端技術の農業生産のあり方のひとつとして植物工場が紹介されておりますが、海外においても農作地の代替施設や耕作に適しない地域での野菜生産に植物工場が脚光を浴びております。当社は温度、湿度、圧力、振動などの環境因子による影響を評価する環境試験機器の世界シェアNo.1メーカーですが、当社のコア技術である温度・湿度制御技術と、これまで当社の100%子会社(エスペックミック株式会社)で培ってきた植物育成ノウハウとを融合させた植物工場事業に積極的に取組んでおります。この度は農業用ではなく、飲食店向けの野菜育成装置「プラントセラー」を開発し、販売することとなりました。

「プラントセラー」 概要

■販売機種 : 3タイプ

中心モデルは、幅69cm×奥行69cm×高さ190cm センチ

■育成対象野菜 : 葉物類 (リーフレタス、サラダ菜、ハーブなど)

なお、根菜類は育成不可

■育成規模の目安 :中心モデルで、60株程度の育成が可能

■育成期間 : サラダ菜の苗から収穫まで約1~2週間 (種から収穫まで約45日間)

■販売価格 : 約120万円/台 (中心モデルの標準仕様の場合)

■販売エリアおよび形態 : 日本国内

主として、直販および代理店販売リース販売を機軸に全国販売を展開予定 (7年リースで約15,000円/月)

■販売開始 : 10月

■販売目標台数 :2010 年度=40 台/年、 2011 年度=200 台/年、 2012 年度=340 台/年

■特徴
1)無農薬栽培で『安全』を提供する水耕栽培方式

昨年5月に経済産業省の別館ロビーに設置した「完全制御型植物工場」で評価された水耕栽培方式を「プラントセラー」にも採用し、土壌が不要でより無菌に近い栽培環境を実現でき、無農薬での栽培が可能となります。

2)飲食店・レストランに設置可能なコンパクトサイズ

従来の水耕栽培方式は大がかりな水の循環回路が必要でしたが、プラントセラーは小型化に成功し、店舗内の小さなスペースで設置が可能になり、大掛かりな工事が不要となりました。

3)栽培育成の容易性・均一性

栽培が容易で手間要らずのため、農業の専門知識がない飲食店の従業員でも事前研修などを行わずに機器の導入ができます。また、マニュアルに従って栽培すれば個人差がほとんどありません。

4)充実したアフターサービス

装置のサービスメンテナンスは全国どこでも対応可能です。「プラントセラー」の導入後も栽培状況に応じた巡回指導を実施するので安心です。

5)苗の供給

当社独自の苗供給システムにより、消費した野菜の補充を迅速に行うとともに、高品質の苗を供給することもできます。(別料金)


≪「プラントセラー」に関するお問合せ先≫
経営企画本部 経営戦略部 植物生産システム事業推進グループ 大槻
TEL:072-801-7805 FAX:06 -801-7806 E-MAIL:h-ootsuki@espec.co.jp
≪本リリースに関するお問合せ先≫
総務人事部 総務グループ IR・広報担当
TEL:06-6358-5005 FAX:06-6358-6382 E-MAIL:ir-div@espec.jp