2010年9月16日
公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」
第13回授与式を開催
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:進 信義)は、8月18日、公益信託※「エスペック地球環境研究・技術基金」第13回授与式を開催しました。
当基金では、地球環境保全のための調査研究や技術開発、緑化教育や啓発活動を行う団体の構成員またはグループに対してその費用の一部あるいは全額を助成する活動を行っており、この活動を通じて、さまざまな地球環境問題の克服に寄与することを目指しております。
2010年度は、16テーマに対して、計760万円の助成を行い、1997年に公益信託を設立して以来13年間で126件、助成金の総額は6,460万円となりました。

公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」第13回授与式

1.日時:2010年 8月18日(水) PM2:00~5:00
2.場所:エスペック株式会社 本社
3.助成金:760万円(研究分野14テーマ、緑化活動分野2テーマ 計16テーマ総額)
4.助成対象者およびテーマ

【研究技術分野】

代表者
所属
研究テーマ
浅見 佳世 兵庫県立大学   客員准教授 洪水時のレフュージアに着目した礫原植生の維持機構の解明
~礫原の生物多様性の保全をめざして~
天尾 豊 大分大学 工学部応用化学科 准教授 二酸化炭素とバイオマスを原料とした人工光合成型ソーラー燃料生成系に関する研究
岩崎 貢三 高知大学 農学部 教授 ベトナム・ハノイにおける廃棄物処分場周辺の農耕地土壌の保全と安全な食料生産環境の創造
大園 享司 京都大学 生態学研究センター 准教授 14C年代測定法を用いた粗大枯死材の分解速度推定法の開発
太田尾 朋子 千葉大学大学院 園芸学研究科
環境園芸学専攻
緑地環境学
大学院生 緑化植物コマツナギ(indigofera pseudotinctoria)の緑化輸入個体の在来個体群への影響
小山 敦士 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 大学院生 木質バイオマス有効利用と経済的持続性の観点からみた循環システム構築
鈴木 康平 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 大学院生 モンゴルにおける生物多様性を考慮した現地牧民主導の実践的草原管理方法の構築
高橋 三男 東京工業高等専門学校 物質工学科 教授 小・中学校を対象とした地球環境教育を促進させる教材開発と展開研究
寺崎 寛章 福井大学大学院 工学研究科
システム設計工学専攻
大学院生 筒型太陽熱淡水化装置(TSS)の費用対効果に基づく最適設計
唐 常源 千葉大学大学院 園芸学研究科 教授 近郊湿地公園における硝酸態窒素浄化機能の再評価に関する研究
Nishihara,
Gregory N.
長崎大学 環東シナ海海洋環境資源研究センター 助教 地球温暖化が亜熱帯海草群落の炭素固定能力に与える影響
羽賀 浩一 仙台高等専門学校 地域イノベーションセンター 教授 自然エネルギーのみによる海水の淡水化と汚水の純化に関する研究
古屋 正人 北海道大学大学院 理学研究院
自然史科学部門
地球惑星ダイナミクス分野
宇宙測地学研究室
准教授 衛星SARデータで定量化するチベット高原の山岳氷河の時空間変動
和田 茂樹 筑波大学 下田臨海実験センター 助教 二酸化炭素の海洋隔離における海藻の役割の定量的評価
-海藻類の溶存態有機物の分布特性と輸送過程から-

【緑化活動分野】

団体
事業テーマ
特定非営利活動法人
河川生態市民モニタリング研究会
堤防強化の機能性を有したポンプ植物の植栽
NPO法人 グリーンワーク 環境に配慮した建物(屋上緑化など)の研究事例発表

授与式風景
※ 公益信託とは、個人や企業が、自らの財産を提供し、地域の学生への奨学金の支給、学術研究や福祉事業への助成など、公益活動を行う制度です。

≪本リリースに関するお問合せ先≫
総務人事部 総務グループ IR・広報担当
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