2009年8月28日
公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」
第12回授与式を開催
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:進 信義)は、8月18日、公益信託(注1)「エスペック地球環境研究・技術基金」第12回授与式を開催しました。
当基金では、地球環境保全のための調査研究や技術開発、緑化教育や啓発活動を行う団体の構成員またはグループに対してその費用の一部あるいは全額を助成する活動を行っており、この活動を通じて、さまざまな地球環境問題の克服に寄与することを目指しております。
2009年度は、16テーマに対して、計800万円の助成を行い、1997年に公益信託を設立して以来12年間の累計で、110件、5,700万円の助成となりました。

公益信託「エスペック地球環境研究・技術基金」第12回授与式

1.日時:2009年 8月18日(火) PM3:00〜5:00
2.場所:エスペック株式会社 本社
3.助成金:800万円(研究分野14テーマ、緑化活動分野2テーマ 計16テーマ総額)
4.助成対象者およびテーマ

【研究技術分野】

代表者
所属
研究テーマ
増田 隆一 北海道大学大学院 理学研究院自然史科学部門
多様性生物学分野
准教授 外来種の遺伝的多様性解析法の開発と環境保全への応用:ハクビシンをモデルにした外来種対策の新展開
吉藤 奈津子 九州大学大学院 農学研究院森林資源科学部門
附属演習林
学術研究員
(特任助教)
東南アジアの熱帯落葉林における展葉・落葉時期の時空間分布の解明
鬼倉 徳雄 九州大学大学院 農学研究院 助教 都市型河川をモデルとした安定同位体解析による人為的インパクトの評価
佐野 哲也 東京大学大学院 新領域創成科学研究科
自然環境学専攻
客員共同研究員 常緑広葉樹林帯と落葉広葉樹林帯の移行域の適切な保全と管理に向けた体系的な地上観測手法の開発と適用 −スダジイ林の太平洋側北限、阿武隈高地南東部を例に−
福島 慶太郎 京都大学 フィールド科学
教育研究センター
特定研究員 緯度系列で見たモウソウチクの形態的可塑性:各地域でのモウソウチク拡大戦略
丸岡 照幸 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 准教授 越境大気汚染物質の到達量評価のための多元素同位体比分析
森谷 克彦 鶴岡工業高等専門学校   助教 光化学溶液堆積法によるCu2ZnSnS4薄膜作製時のデキストリン添加による影響
加藤 義隆 大分大学 工学部機械・エネルギー工学科
熱工学研究室
助教 温泉等の低温熱源で駆動する普及可能なスターリングエンジンの開発
近藤 満 静岡大学 機器分析センター 准教授 カプセル分子内への捕捉を利用した硝酸性窒素除去法の開発
多川 正 高松工業高等専門学校 建設環境工学科 准教授 さぬきうどん製造廃水の経済的浄化システムの開発
一柳 錦平 熊本大学大学院 理学部自然科学研究科 准教授 地球温暖化によって台風水蒸気の起源海域はどう変わったか?
細谷 和範 津山工業高等専門学校 電子制御工学科 講師 岡山県吉井川流域における風場環境調査 −現地観測による地域特有の風力エネルギー腑存量の推定−
大柿 久美子 東京工業大学大学院 総合理工学研究科
創造エネルギー専攻
教務職員 エネルギー環境教育による人の行動変化がもたらす環境負荷低減効果の評価
田中 貴宏 広島大学大学院 工学研究科
社会環境システム専攻
准教授 都市計画関連業務を支援するための都市気候地図(クリマアトラス)のあり方に関する研究

【緑化活動分野】

団体
事業テーマ
NPO法人日本ビオトープ協会 馬洗川人口ワンドにおける水辺植物の回復
福知山環境会議 みどりのカーテンの普及活動・啓発ツールの作成

授与式風景
(注1)公益信託とは、個人や企業が、自らの財産を提供し、地域の学生への奨学金の支給、学術研究や福祉事業への助成など、公益活動を行う制度です。

≪本リリースに関するお問合せ先≫
総務人事部 総務グループ IR・広報担当
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