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サプライチェーンマネジメント

取引先さまとの
より良い関係を目指して

基本方針

私たちは取引先さまと良好なパートナーシップを構築し、相互発展できる関係づくりを重視しています。取引においては、関係法令・法規を遵守し、公正・公平な取引関係のもと、グローバルな観点で国内外から必要な資材・サービスを適切な品質・価格・納期・環境への配慮を含めて総合的に判断し調達していきます。

法令の理解・遵守のために

資材調達においては「下請代金支払遅延等防止法(下請代金法)」遵守の徹底を目的として、社内教育をはじめ、さまざまな取り組みを行っています。
2022年度は、資材調達を行う部門への定期的な自主監査を継続して実施し、懸案事項への必要な措置を講じることで、違反行為を未然に防ぐ活動に取り組みました。また、下請法教育として新たな教育資料を作成し、各部門で必要な教育を実施するとともに、理解度をチェックする仕組みを構築しました。購買担当者だけでなく、取引先さまと関係のある部門責任者や担当者、国内関係会社の担当者にも教育を実施し、478名が受講しました。

事業継続マネジメント

自然災害や取引先さまの倒産など不測の事態が生じた場合、お客さまへの影響を最小限に抑えるため、資産である金型の現物確認や取引先さまの経営状況などの確認を定期的に実施しています。また、当社が策定した「災害確認基準」と「初期対応方法」に基づく実践活動を実施しています。2022年度は、自然災害の発生場所で稼働する取引先さまを迅速に把握できるシステムを新たに構築しました。

サプライヤー評価の実施

サプライヤー評価では、QCDESM(Q:品質、C:コスト、D:納期、E:環境、S:サービス、M:経営)だけでなく、コンプライアンスやBCP(事業継続計画)の取り組みについても評価を行っています。2022年度は主要取引先さま185社に対してコンプライアンス・リスク管理状況の書面評価を実施し、必要に応じて現場訪問を行うことでリスク低減に努めました。

「パートナーシップ構築宣言」を公表

2023年11月、当社は経団連会長、日商会頭、連合会長および関係大臣(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省)をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。
「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築することを企業の代表者の名前で宣言するものです。

パートナーシップ構築宣言 ロゴ

「エスペック共栄会」の運営

1981年より取引先さまとの相互信頼の構築、および共存共栄を目的とした「エスペック共栄会」を組織しています。
品質力向上を目的としたスキルアップ研修やQCサークル活動の活性化に取り組んでおり、大きな成果を挙げています。また、多大なご協力をいただいた取引先さまに対して、感謝の意を表する「エスペック優秀取引先表彰制度」を導入しています。

グリーン調達の実施

資材調達先に対するグリーン調達においては、ISO14001認証取得をはじめとした環境マネジメントシステムの構築を条件に、環境負荷低減や環境関連法遵守など環境管理活動への取り組みを評価する指針として「エスペックグリーン調達基準書」を制定しています。
2022年度は、グリーン調達認定取引先の拡大を目的に、取引先さまへの現場指導に継続して取り組みました。その結果、購入部品点数の96%を占める計122社の取引先さまが認定基準を満たすことができました。

責任ある鉱物調達方針

2023年度、当社は「責任ある鉱物調達方針」を策定し、鉱物調達における取り組み姿勢を表明しました。
当社のサプライチェーンにおいて、重大な人権侵害を引き起こす内戦や紛争に関わる武装勢力の資金源となる恐れのある紛争鉱物(錫、タンタル、タングステン、金)およびコバルト等の高リスクとみられる鉱物の使用を回避するため、責任ある鉱物調達に取り組んでいきます。

責任ある鉱物調達方針(サプライヤーのみなさまへ)

「市況説明会」の開催

主要取引先さまをお招きし、「市況説明会」を開催しています。経済動向や受注状況など、取引先さまが生産活動を行うにあたって必要な情報を事前に提供して共有することで、安定調達の実施に取り組んでいます。

CO2排出量削減に関する取引先向け勉強会を開催

2022年度はサプライチェーン全体でのCO2排出量の削減に向け、共栄会会員企業を対象とした勉強会を2回開催しました。勉強会では、CO2排出量削減に取り組む意義・目的の整理や、事業との関係、具体的な実践方法などについて学びました。

取引先向け勉強会