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2013

持続可能な社会に向けた
グリーンプロダクツの創出

次世代の国際標準器 プラチナスJシリーズのご紹介

当社の主力製品であるプラチナスJシリーズが、平成24年度(第33回)優秀省エネルギー機器表彰(日本機械工業連合会主催、経済産業省後援)において「日本機械工業連合会会長賞」を受賞しました。 当社では第19回(1998年度)プラチナスKシリーズに続いて2回目の受賞です。当社は環境試験のリーディングカンパニーとして、「環境試験器」が抱えている環境面での課題を明確にし、その解決に向けて果敢に挑戦しています。優秀省エネルギー機器表彰を受賞した環境試験器の国際標準器「プラチナスJシリーズ」開発の取り組みについてご紹介します。

写真:第33回優秀省エネルギー機器「日本機械工業連合会会長賞」を受賞 第33回優秀省エネルギー機器「日本機械工業連合会会長賞」を受賞

写真:日本機械工業連合会会長賞

工業製品の信頼性確保に欠かすことのできない環境試験器
プラチナスJシリーズ従来比最大70%の省エネを達成

環境試験は、試験器内部に半導体や電池、電子部品などを入れ、温度や湿度を変えたり、圧力を加えたりして環境の影響を調べ、それらの信頼性や耐久性を確保するための試験です。部品が高温下で膨張して製品に不具合を起こしてしまうなどの問題を見つけ、改良につなげるものです。例えば、エコカーに使用される電子部品の信頼性を確認するためには、150℃の高温槽に1,000時間の試験、85℃85%の高温高湿槽に1,000時間の試験などを行います。装置が連続して何日間も稼働するため、消費電力の削減は環境面でもコスト面でも継続的な課題でした。「徹底した省エネ」を開発コンセプトの第一に掲げたプラチナスJシリーズは、従来器と比べ、最大省エネ率70%低減を達成しました。

ロゴ:「GOOD DESIGN AWARD 2012」 「GOOD DESIGN AWARD 2012」を受賞

マーク:※指定運転パターン ※指定運転パターン

初代プラチナスシリーズからご愛用いただいて半世紀
「ハイクオリティ」と「優れた環境性能」を両立

1961年、当社は日本で初めて環境試験器を開発し、1969年には、環境試験器の業界標準となる「プラチナスシリーズ」を発表しました。以来、同シリーズ製品は半世紀に渡って世界中のお客さまにご愛用いただいています。現在までモデルチェンジを重ね8代目となるプラチナスJシリーズでは、お客さまのご要望に対応できるよう全30種類の器種を取り揃えています。全器種の省エネ率は、平均で55%削減を達成、最大では70%の削減を達成しています。当社製品は、自動車やエレクトロニクス、食品、薬品など幅広い業界において、研究開発から品質管理までさまざまな用途でご使用いただいています。日本国内では30,000台以上(当社推定)の歴代プラチナスシリーズが稼働しており、新たにプラチナスJシリーズに置き換えていただくことにより、より一層の環境負荷低減に貢献できると考えています。

プラチナスJシリーズと従来器との省エネ比較

  製品名 型式 温度範囲 湿度範囲 省エネ(従来比)
恒温恒湿器 恒温恒湿器 PR -20~+100℃ 20~98%rh 最大55%省エネ
低温恒温恒湿器 PL -40~+100℃ 最大70%省エネ
超低温恒温恒湿器 PSL -70~+100℃ 最大68%省エネ
恒温器 低温恒温器 PU -40~+100℃ - 最大66%省エネ
超低温恒温器 PG -70~+100℃ - 最大68%省エネ

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