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事業紹介「環境創造技術」を駆使し、新たな事業を展開エスペックは、コア技術である「環境創造技術」を駆使して、新たな事業を展開しています。近年、AI用サーバーや車の自動運転化を支える半導体パッケージや実装基板は、データ転送量が多く処理速度が速いため、消費電力や発熱の増大による接合不良が起こりやすくなっています。当社はこうした課題解決に向けて、熱による影響を可視化する「熱変形計測システム」の販売を行っています。また、半導体パッケージや実装基板などの放熱設計や熱解析CAE※によるシミュレーションの精度向上に貢献する熱変形計測や熱画像解析などの受託計測サービスも提供しています。食品機械の分野では、食材のおいしさを高める「熟成庫」や「減圧低温加熱調理器」、生鮮食品の鮮度を保ったまま冷凍保存できる「超低温ショックフリーザー」を提供。植物育成装置の分野では、温度や光などを制御し、効率的に野菜を生産できる植物工場のほか、水や養分を循環させて野菜と魚を一緒に育成するアクアポニックスなどのシステムも提供しています。また、高地トレーニングが可能な低酸素環境を再現する「低酸素トレーニング室」も手がけており、世界トップアスリートの育成や効果的なトレーニングの研究に使用されています。当社は、このような新しい分野においても人々や社会に貢献する事業を推進しています。※CAE(ComputerAidedEngineering):コンピューターを用いて製品の設計や開発を支援する技術熱変形計測システムソーセージや熟成肉を製造できる熟成庫科学的な調理ができる減圧低温加熱調理器ヴィードプロ生鮮食品をおいしく冷凍保存できる超低温ショックフリーザーESPECCORP.COMPANYPROFILE12