HOME > 製品・サービスTOP > 製品 > 環境試験器 > オーブン > スチームオーブン

文字サイズ
SML

印刷

スチームオーブン

カスタム品

ハイブリット化、電気自動車化が進む自動車ですが、依然としてガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載したものが多くを占め、搭載する燃料系機器やセンサー類の品質評価は重要で多様な要求があります。また、エレクトロニクス化の進む車載部品やディスプレイパネルでは、多種の溶剤処理が行なわれる事が多く、残渣で引火や発火を起こす可能性を懸念されることがあり、試験器に安全増しを求めるご要望が増えてきています。これら要望に対応して、火点をなくして引火事故の可能性を最大限に低減した試験器を提案します。

加熱源に蒸気を利用した防爆型・省エネタイプのオーブン

揮発性溶剤(ガソリンなどの石油系燃料、シンナーと呼ばれるトルエン、酢酸エステル、アルコール、ベンゼン系、ナフタレンなど)を含む合成樹脂や塗料に対し、熱処理・乾燥等を行うと、発生したガスが加熱源であるヒーターで引火し、爆発する危険がありました。「スチームオーブン」は、加熱源に蒸気を用いることで、このようなことから起こる爆発の危険を、最小限に抑えています。また、工場等に蒸気配管設備がすでにある場合、加熱源を電気からスチームに切り替えることで、消費電力低減による省エネ効果があります。

加熱源として蒸気を利用
爆発を引き起こすもっとも大きな原因に、加熱源に電気ヒーター※1を用いていることがありました。そこで、防爆型のオーブンの開発にあたり、加熱源として蒸気を利用することにしました。この蒸気加熱方式の採用で、揮発性溶剤を含む合成樹脂や塗料の熱処理・乾燥等を行う場合も、安全にご使用いただけます。

※1 ヒータの表面温度が、可燃物の発火温度に達すると、火花や火炎が無くても発火します。また、ヒータ表面で加熱されてアーク放電を発生して火点となる事もあります。発生の可能性は溶剤の特性に依存します。

爆発ベント(安全扉)付き
万一の爆発に備え、爆圧を上部から外へ逃す爆発ベントを採用しています。

爆発ベント(安全扉)付き

数々の防爆機構を採用
エアー駆動タイプのファンモーターの採用(オプション)、機器室を陽圧にし機器室への可燃性ガスの流入を妨げるフレッシュエアー導入機構、電気室の分離※2、可燃性ガス発生警報器(オプション)・圧縮空気圧低下警報や検知後強制排気する防爆排気ファン(オプション)など、防爆に対し加熱源に蒸気を用いる以外にも数々の工夫を行っています。

※2 配電盤を分離して設置します。試験槽とは壁を隔てた別部屋の設置が可能です。試験槽を設置する部屋に火点の一切を置かない最善策を可能にします。

省エネ目的による一般オーブンへの蒸気加熱方式の採用
既に工場内等に蒸気配管設備がある場合、それを利用できる蒸気加熱方式は省エネにたいへん有効です。当社では、その有効性から、防爆機構のないタイプも用意しています。(詳細な仕様等につきましては、営業担当にお問合せください)
機器の構成
図:機器の構成
主な仕様
型式 SPH-202SA SPH-302SA
必要設備 圧縮乾燥空気 0.3~0.5Mpa、温度25℃以下、露点温度:-20℃以下、1000Nℓ/min
蒸気 0.7Mpa 、温度170℃、蒸気量14lg/hr以上
電源 AC200V3φ 1.5kVA AC200V3φ 2kVA
方式 蒸気加熱強制熱風循環方式
性能 温度範囲 (外囲温度+25)℃ ~ +150℃
温度変動幅 ±1.0℃ ±2.0℃
温度分布 ±3.0℃ ±3.5℃
温度上昇・下降時間 周囲温度から+130℃まで60分以内
内容量 216ℓ 512ℓ
寸法 内法 W600×H600×D600mm W800×H800×D800mm
外法 W1190×H2010×D985mm
(架台含む・突起物含まず)
W1500×H2270×D1265mm
(架台含む・突起物含まず)
主要安全機構 圧縮空気圧低下警報(強制排気ファンはオプション)、可燃ガス警報器(オプション)
オプション 圧縮空気発生器(エアーコンプレッサー)、圧縮空気除湿ユニット(吸着式)
排気ダクト工事、防爆排気ファン、電気室配線延長(標準は機外5m)
電気室 計装 設定範囲 0 ~ 200℃
設定分解能 1℃
寸法 W500×H1200×D350mm
その他 温度記録計(オプション)、温度過昇防止器
可燃性ガス警報器指示警報部(オプション)操作スイッチ
受電表示灯、積算時間計
※性能は、周囲温度が+20℃における値です。
※型式については、運用上の型式のため、ご注文後変更される場合があります。ご了承ください。

この製品をご覧になっているお客さまへのおすすめ製品はこちら