HOME > 2017年のニュース一覧 > タイ政府関係者が当社バッテリー安全認証センターを視察 電動バイクに係る国連規則「UN ECE R136」の講習会を開催

文字サイズ
SML

印刷

タイ政府関係者が当社バッテリー安全認証センターを視察
電動バイクに係る国連規則「UN ECE R136」の講習会を開催

2017年11月14日

2017年11月10日、エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田 雅昭)のバッテリー安全認証センター(宇都宮市)※1において、タイ政府関係者に対して電動バイクに係る国連規則「UN ECE R136. PartⅡ」※2の講習会を開催しました。

低炭素社会の実現に向けた世界各国のCO2排出量規制・燃費規制の強化を背景に、車載用バッテリーの安全性に関する規格の整備が進められています。2016年7月のバッテリー式電気自動車に係る国連規則(UN ECE R100-02. PartⅡ)に続き、バッテリー式電動バイクにおいても国連規則「UN ECE R136. PartⅡ」への適合が義務づけられることになりました。これを受けて、電動バイクの普及が期待されるタイ王国では本国連規則の適合体制の構築が急がれています。

こうした中、当社はバッテリー安全認証センターにおいてタイ王国運輸省陸運局ならびにタイ自動車産業協会関係者に対して本国連規則の講習会を開催しました。バッテリー安全認証センターでは、世界的な第三者認証機関であるテュフズードジャパン株式会社※3との業務提携により、バッテリー式電気自動車に係る国連規則対応の安全性試験・認証のワンストップサービスを提供しており、当社はバッテリーの安全性試験専用の試験設備と豊富な試験実績・ノウハウを有しています。このことから、一般社団法人日本自動車工業会を通して要請があり、本講習会を開催する運びとなりました。講習会では、本国連規則に定められた試験内容や認証申請の手続きについて説明するとともに、試験設備を見学いただきました。なお、日本では2018年1月より国連規則「UN ECE R136. PartⅡ」の適合が義務付けられることから、当社においても電動バイク用バッテリーの安全性試験に対応してまいります。

今後もバッテリー安全認証センターではバッテリーの信頼性・安全性に関する試験の充実を図り、お客さまのご要望にお応えしていきます。

写真:バッテリー安全認証センター(宇都宮市)バッテリー安全認証センター(宇都宮市)

写真:試験説明・試験設備見学試験説明・試験設備見学

※1 バッテリー安全認証センター
バッテリー安全認証センターの詳細は以下をご参照ください
http://www.espec.co.jp/products/trustee/testcenter/battery.html

※2 国連規則「UN ECE R136. PartⅡ」
国連規則「UN ECE R136. PartⅡ」は、電動バイク(四輪未満の電気自動車)に係る国連規則。9項目の安全性試験(振動試験、冷熱衝撃試験、落下試験、衝撃試験、耐火性試験、外部短絡試験、充放電試験)の実施とその認証手続きを定めています。日本では2018年1月以降に新規許可される電動バイクは、バッテリーモジュールまたはパックの電気安全要求事項の実施義務が追加されることになりました。

※3 テュフズードジャパン株式会社
ドイツに本社を置く第三者試験認証機関テュフズードグループの日本法人。テュフズードは、現在世界800以上の拠点にて(アジア・パシフィック地域は80以上)、18,800人に上る専門家を擁しており、認証、試験、コンサルティング、トレーニング(CTCT)ビジネスを展開しています。専門性の高いエンジニアによるきめ細かなサポートを通じて、各企業、団体のニーズに合わせた付加価値の高いサービスを提供しています。

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp